格差固定―下流社会10年後調査から見える実態

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格差固定―下流社会10年後調査から見える実態

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334978310
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0036

内容説明

下流43%。昭和35年並みになった日本。上流は自民党、下流は無投票。選挙権年齢引き下げは自民党の策略か?下流はテレビすら見なくなった!公務員は現代のお代官様。タイムマシンで行きたい時代は「バブル時代」!衝撃のベストセラー『下流社会』から10年―日本は新しい「身分社会」に突入していた!

目次

第1章 階層格差の実態―持てる者は富み、富める者同士が結びつく
第2章 格差固定の実態―落ちるのは簡単だが、上がるのは難しい
第3章 職業別分析―公務員が上流という新封建社会
第4章 政治と政策―自民党に投票したのは夫婦のみ世帯という不快な結果
第5章 メディア―インターネットが政治を「保守化」させた
第6章 消費意識―下流は精一杯 上流は欲しいものがない
第7章 コミュニティとコミュニケーション―若い世代はソーシャル系と文化的オムニボア、シニアはUBRCに注目
第8章 将来展望―行きたい時代はバブル時代。学生、非正規雇用、無職は江戸時代も多い

著者等紹介

三浦展[ミウラアツシ]
1958年新潟県生まれ。社会デザイン研究家。一橋大学卒業後、(株)パルコに入社。情報誌「アクロス」編集長を務める。’99年、カルチャースタディーズ研究所設立。家族、若者、消費、都市、階層化などを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mumiu

54
地方では大都市圏以上に公務員は「様ジョブ」ですね。各県本社を持ってそうな地元企業というと、地方新聞とか金融機関、あと何かあったかなあと思案してしまう。就職先として公務員は安定人気。公務員ターゲットの消費に期待という展開もわからなくはない。どういう人たちがどの政党を支持というのも納得する。階層を上がるのはしんどく、落ちるのはあまりにも容易くトラップはあちらこちらにある。一億総中流という言葉が懐かしい。2015/11/05

mazda

13
ひたすらアンケートの結果を並べて自民党支持者は外国人が嫌いとか、ちょっと無理がある内容です。全ての結果がグラフでなく数値の羅列で、どういう意味があるのか赤いハッチをつけてみたり、もうとにかく読みにくい。結論は、公務員が下流になりにくいということで、それ以上も以下もない感じです。最後には他のアンケートとの比較とかを行っていましたが、正直意味ないです。はっきり言って、読む価値ないです。2018/12/05

まゆまゆ

9
2005年出版の「下流社会」から10年たった日本は、自分の生活態度を中と感じる人は減り、下と感じる人の割合が増えた。年収と支持政党の相関関係や意識の変遷を紹介するのは楽しいんだけど、多くの人が感じていることをただアンケートによって裏付けたという感じもする。2015/08/27

mstr_kk

4
2015年のアンケート調査のデータを分析した本。格差・下流化の拡大した現実、現代の日本人の意識が見えて、興味深い内容でした。とくに面白かったのが、投票行動のデータと分析。どういう層がどの政党に投票しているのか、そのことの理由として考えられるのはどういうことか。明快な文章で書かれた本ですが、なかなか気分は暗くなります。2016/11/02

wearnotequal

4
データをもとに実態を忠実に解説。自民党が18歳選挙権を導入するのは自民党支持者が若年層に多いため。団塊世代夫人が大量保有するウエッジウッドが市場に大量放出される。高齢者施設を大学隣に作るUBRC は今後間違いなく増えるだろう。2015/12/07

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