内容説明
貧困、最愛の母の死、屈辱の長野五輪…いかにして逆境を乗り越え、W杯日本人最年少優勝(当時)、W杯通算16勝、冬季五輪7回連続出場の金字塔を打ちたてたのか。不屈のレジェンドが、凄絶なジャンプ人生を初めて語り尽くす!
目次
第1章 41歳の銀メダル
第2章 天才ジャンパー誕生
第3章 世界の舞台へ
第4章 カミカゼ・カサイ
第5章 家族の声援
第6章 屈辱の長野五輪
第7章 絶好調から、絶不調へ…
第8章 ベテラン外し
第9章 すべてはこの時のために
第10章 永遠のレジェンド
著者等紹介
葛西紀明[カサイノリアキ]
1972年6月6日、北海道上川郡下川町生まれ。「土屋ホーム」スキー部選手兼監督。9歳でジャンプを始め、1989年、東海大四高校1年時に国際大会で初優勝。1992年、W杯で当時の日本人最年少優勝記録(19歳9ヶ月)を達成。2014年、W杯で史上最年長優勝記録(41歳7ヶ月)を達成。2014年、ソチ五輪ではラージヒルで銀メダル、団体で銅メダルに輝く。W杯通算16勝は日本人男子の最多、冬季五輪7回連続は史上最多出場。20年以上も第一線で活躍していることから、海外から「レジェンド」と称賛されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
希望 のぞみ*♪
10
【過去の読書ノートから】 上手くいかないこと、挫折することも多かったという葛西選手。そんな時でもあきらめず、家族の支えや葛西選手の努力があってこその銀メダルなんだろうなと思いました。 メダルという重さを感じました。 これからもレジェンドとして頑張ってほしいですp(^^)q
まぁいっか
7
今回はお姉さんや妹さん,そしてお母さんの証言つきの作品。周りの人がどんな思いでノリさんを見守っていたのかがよく伝わりました。あと2回,オリンピックに出場,そして金メダルを獲ってほしい!2014/08/06
Humbaba
1
良い状態で協議ができていても、それが次のシーズンでも同じように進むわけではない。それは、心のどこかに油断があり、次も大丈夫だろうと高を括っているからかもしれない。どのような理由であれ、結果が出なければ周りからは叩かれることは避けられない。それに打ち克つためには結果を出す以外の方法はない。しかし、努力をしているのは自分だけではないため、努力が必ずしも結果に表れるわけではない。そうだったとしても、成功を目指して練習を重ねることこそが成功するためには必要な手段となる。2025/03/12
ともぞう@
1
ここまで心の中の人間味を出しうる葛西選手の強さに驚愕.改めて,ファンになった.2014/11/01
tcut
0
葛西選手の最近の活躍には拍手。でもこれまでは調子の良い時のほうが少ないくらいとこの本を読んで知りました。それでも一生懸命前を見続ける努力と意欲には元気をもらえます。2015/02/13