目次
第１章 自由の三つの概念
第２章 批判と自由
第３章 感性における自由
第４章 知性における自由
第５章 理性の自由
第６章 幸福と自由
第７章 人間の道徳と自由
第８章 人間の判断力と自由
第９章 カントの宗教哲学―悪と自由
第１０章 カントの政治哲学
著者等紹介
中山元［ナカヤマゲン］
思想家・翻訳家。１９４９年生まれ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Happy Like a Honeybee
8
自然の歴史は善から始まる。それは神の業であるから。しかし自由の歴史は悪から始まる。それは人間の業だから。 カントの難解と呼ばれる書物を丁寧に解説してくれた一冊。 時間についてのアンチノミー。カントが提言する善い意思とは。対象と効果の相違。 数学的な崇高さと、力学的な崇高さ。前者は北アルプスに代表されるような自然美が想像できる。 自存的な自然美は、形式に関し合目的を持つと。人間の想像力を超える知性との融合。 哲学を学ぶとことは、哲学することとは異なる。 2018/03/11
スズツキ
5
「永遠平和のために」読解のために併読。カント著作を膨大な量の引用を駆使しつつ、その思想を網羅していく解説書。このレベルまで煮詰まってるカント本はおそらくほとんどないんじゃなかろうか。2014/02/01
このこねこ@年間500冊の乱読家
1
⭐⭐ 解説書なのに難しい〜。「まんがでわかる」を読んでいたのに難しい〜。 とはいえ本書が悪い訳ではありません。私の頭の問題＋カントの考え抜く力がすごいということです。 哲学は考え抜く学問だということをあらためて実感しました。2020/02/04
takao
1
人間意思の自由の問題がカントの思想の根。2017/07/07
まりこさん
1
よかった。非常にわかりやすく、助かりました。2014/05/11
