内容説明
1949年に誕生した東京地検特捜部。栄光と挫折の歴史を背負いながら齢は還暦を過ぎた。本書は小沢一郎関連捜査を軸に、政治家摘発の事件史をひもときながら、特捜検察の権力運用について考えた。
目次
第1章 ターゲットは小沢一郎
第2章 小沢利権に迫る
第3章 検察と政治
第4章 薄氷の小沢捜査
第5章 迷走する特捜検察
第6章 変貌する司法環境
第7章 小沢捜査の余波
第8章 石川達紘・元東京地検特捜部長に聞く
著者等紹介
村串栄一[ムラクシエイイチ]
1948年12月、静岡県生まれ。明治大学卒業後、中日新聞社入社。東京本社(東京新聞)管内の支局勤務後、同本社社会部に配属。司法記者クラブ、国税庁、司法記者クラブキャップ、事件遊軍キャップなどを担当。社会部デスク、特報部デスク、写真部長などを経て北陸本社(金沢)編集局次長。現在、東京本社編集委員。撚糸工連事件、平和相互銀行事件、リクルート事件、金丸脱税事件、二信組事件、旧大蔵省接待汚職事件など、検察、国税、経済関係事件を中心に取材に当たる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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