リストラなしの「年輪経営」―いい会社は「遠きをはかり」ゆっくり成長

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334975586
  • NDC分類 668.5
  • Cコード C0034

出版社内容情報

ベストセラー『日本でいちばん大切にしたい会社』で取り上げられた注目の企業!
創業以来、48年連続の増収増益の記録を達成した未公開企業の経営戦略。

伊那食品工業に大企業の幹部が続々視察に訪れている。
なぜ年功序列を保ちながら、創業以来リストラなしで
半世紀に亘る安定成長を続けられたのか。
不況に左右されず、会社永続を目指す「塚越イズム」の真髄を明かす。

【目次】
第一章 「年輪経営」を志せば、会社は永続する
第二章 「社員が幸せになる」会社づくり
第三章 今できる小さなことからはじめる
第四章 経営者は教育者でなければならない
著者紹介

【著者紹介】
1937年長野県生まれ、1958年、伊那食品工業株式会社に入社。1983年代表取締役社長に就任。2005年代表取締役会長に就任。相場商品だった寒天の安定供給体制を確立し、医薬、バイオ、介護食などに新たな市場を開拓した功績が認められ、1996年に「黄綬褒章」を受章。

内容説明

長野県伊那の寒天メーカーに、大企業の幹部たちが続々訪れているのは、なぜなのか…。創業以来、48年連続の増収、増益の記録を達成した未公開企業の経営戦略。

目次

第1章 「年輪経営」を志せば、会社は永続する(会社は社員を幸せにするためにある;「良い会社」ではなく、「いい会社」を目指そう ほか)
第2章 「社員が幸せになる」会社づくり(人件費はコストではなく、会社の目的そのものである;法人税だけが税金ではない ほか)
第3章 今できる小さなことから始める(「遠きをはかり」、今すぐできることから始める;会社経営の要諦は「ファンづくり」にあり ほか)
第4章 経営者は教育者でなければならない(幸せになりたかったら、人から感謝されることをやる;「立派」とは、人に迷惑をかけないこと ほか)

著者等紹介

塚越寛[ツカコシヒロシ]
1937年、長野県駒ケ根市生まれ。伊那北高校を肺結核のため中退。’58年、伊那食品工業株式会社に入社。’83年、伊那食品工業株式会社代表取締役社長に就任。2005年3月、同社代表取締役会長に就任。相場商品だった寒天の安定供給体制を確立し、医薬、バイオ、介護食などに新たな市場を開拓した功績が認められ、1996年に、「黄綬褒章」を受章。また、1958年の会社設立から48年間連続の増収増員増益を達成し、その財務内容および理念と実績、将来性などが総合的に高く評価され、2002年に、中堅・中小企業の優れた経営者を表彰する「優秀経営者顕彰制度」(日刊工業新聞社)の最高賞「最優秀経営者賞」を受賞。2007年、社団法人中小企業研究センターより「グッドカンパニー大賞」の最高賞「グランプリ」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

43
いい意味での年功序列を採用されていて共感出来ました。 過激な能力主義では、殺伐としてくると思えるので。 周りの人が和気藹々と働いていると、従業員だけでなくお客さんも出入り業者も笑顔になりますよね。 整理整頓も大賛成です。 汚かったら気分も落ち込みますし、整頓されてないと、探すのに時間がとられるだけでなく、イライラもします。 読んでいて、すっかりファンになりました。 ファンとして会社を応援したくなり、株主になろうと考えたら、上場されてませんでした。 そうしない理念に納得でき、諦めました。2015/02/23

ミエミル

21
★2.5 いい会社だとおもう。が、社員は家族というマインドは、僕には合わんとおもった。2018/03/07

謙信公

20
経営の「本来あるべき姿」とは、「社員を幸せにする会社を作り、社会に貢献する」こと。著者は、自然体で緩やかな成長を目指す「年輪経営」で、年功序列を維持し、人を活かす組織を作った。社員のやる気を上げ、できる範囲で給料を支払い、税金は法人税より所得税で納める(ここが一番共感を持てた)。また老舗には多くの知恵があり、その条件として①無理な成長はしない②安いだけで仕入先を変えない③人員整理をしない④より良い生産方法や材料を常に採用⑤お客様に喜んで頂けるかという常なる思いの5つをあげる。老舗こそ、まさに理想の経営だ。2021/07/20

りの

18
定期的に参加している経営品質のセミナーで取り上げらていた伊那食品工業の会長の著書。内容はセミナーの復習。本で読んでの新たな気付きは、これは家庭でも同じことがいえるな ということ。2016/08/24

Hiro

15
上司から勧められた1冊。押しつけではなく読みたい気持ちがあれば…という風に言われ自発的に購入。年輪経営とは一見遠回りのように思えるのかもしれないが、実は一番着実な歩みなのだ。目先の事を考えず遠きをはかる、つまり永続させることにこそ価値がある。設けることは大切、でもそれ以上に大切な事がある。それは働く人達やお客様、会社に携わる全ての人達の幸せを思いながら仕事をする事。もう1度読んでみたい。2017/01/10

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