内容説明
続々現れる新型ウイルス、あとを絶たない医療ミス、国会審議で繰り返し話題になる医療制度改革…。医療は自分自身の健康に関わるため、正しく理解していないと損をする。「肺がん検診をしたほうが肺がんになる?」「血圧を下げる薬を飲んでも寿命は伸びない?」「コレステロールは低すぎるとがんになる?」「正常値を外れたら治療がほんとうに必要?」「肥満は疾病?」…。思い込みだけで行われている医療だらけではないのか。本書は、医療常識に不安をもつ読者のために、現代医療の常識と非常識を解説した現代医学の最前線を知る本。
目次
第1章 身近な話題―常識と非常識の逆転
第2章 病気の背景―大勢に流されず真実を見抜く
第3章 信頼を損なう医療―相手を忘れると解釈を誤ってしまう
第4章 健康を害する医療―比べてみなければわからない
第5章 医療の裏側事情―日本の常識は世界の非常識
第6章 医療費の疑問―良いところも理解しておこう
第7章 これからの医療―狭い視野、広い視野
著者等紹介
岡田正彦[オカダマサヒコ]
1946年、京都府舞鶴市生まれ。1972年、新潟大学医学部卒業。医学博士。1990年より、新潟大学医学部教授。専門は予防医療。2001年度公益信託臨床病理学研究振興基金「小酒井望賞」を受賞。米国学会誌IEEE Transactions on Biomedical Engineering副編集長や国内学会誌「生体医工学」編集長などを歴任
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