内容説明
家族崩壊、少年犯罪、テロ、リストラ…こんな時代だからこそ「生きる力」をあなたに!みちのく天台寺の日曜法話を完全収録。
目次
第15話 だから、一生懸命、「切に生きる」のです
第16話 「死を待つ家」の老人は幸せなんですよ
第17話 今大切なことは「何か」を求める心です
第18話 目に見えない大切なものってわかります?
第19話 愛とは思いやり。思いやりは想像力から
第20話 心に誇りを持てば他人が大切になります
第21話 ほどほどに、そしてあまり我慢をしないで
第22話 100年先を見る者は「人をつくります」
第23話 「女がやることなすこと非難された時代です」―平塚らいてう
第24話 長生きとは、愛する人との死別を繰り返すことなのです
第25話 人を殺すなかれ、殺させるなかれ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パンジャビ
3
今度は1万人以上の聴衆!すごいな。話は政治や世界情勢にも及ぶ。祈りで全ては解決しないと思うけれど、寂聴さんの断食や、マスコミを通じた発言といったアクションで、日本の人が考えるきっかけになればよい、という姿勢に共感。「何で生きるのか」という子供からの問いには「周りの人を幸せにするためよ」と答えているそうだ。2010/04/10
かよこ
2
寂聴さん80歳の時の著作。(1)よりもエネルギー高く話しておられる様子だった。平塚らいてうの話がおもしろかった。寂聴さんの法話、もっと読みたい。もっと聞きたい。…今となっては叶わぬ夢だが、遺されたものをしっかり勉強させてもらうことにする。2022/01/28
読み人知らず
2
初めて説法の本を読んだ。寂聴さんは押し付けないし、行動を伴わない祈りみたいなまがい物はばしっと否定されている。読んでいてすがすがしい。独りを慎みなさい。という言葉は厳しくて、実践するのは難しいですが、当たり前のように実践できる人になりたい。2014/04/30
しましましっぽ
2
寂聴さんの本は、読んだ後に気持ちが穏やかになる。 心のサプリメント。 特に心に染みたのは、「人間は死ぬんです。どうせ死ぬのなら生きている間に、ひとつでもふたつでも人を喜ばせてください。人に優しくしてください。それが愛です。」という言葉。 人は、人を喜ばせるために生きている。 日々の忙しさに追われて、自分の事ばかり優先になってしまいがちだけど、そんな時にこそ人のために動けるような人間になりたいと思った。2013/05/17
あやか
2
寂聴さん、すごい!2011/11/20