内容説明
内戦、伝染病、貧困、飢餓、あらゆるいのちの闘いをつづけてきた日本人医師。史上最悪の大干ばつ発生に、医師団は1年で1千本の井戸を掘り、いままた空爆後のアフガン難民に、いち早く食糧援助を開始している。私たち日本人はいま、何ができるのか、どうすれば役に立てるのか、知りたいことがここにある。
目次
いのちの闘い―アフガニスタンの十八年(私とらい(ハンセン病)との出会い
ソ連侵攻とアフガン戦争の主な戦場は農村だった ほか)
ほんとうのアフガニスタンが知りたい―講演会場のQ&Aから(日本の自衛隊派遣について;北部同盟のカブール解放 ほか)
日本人にいま何ができるか(夜にはだれもいなくなる難民キャンプ;早急な民主主義化はアフガンを潰す愚策 ほか)
最悪の試練に―ともに生きつづけます
著者等紹介
中村哲[ナカムラテツ]
1946年、福岡市生まれ。九州大学医学部を卒業。国内病院勤務のあと、1984年パキスタン北西辺境州の州都、ペシャワールに赴任。以来、18年間にわたり、らい(ハンセン病)のコントロール計画を中心とする医療活動に従事。難民のための医療チームを設立、また無医地区での無料診療活動をはじめ、基地病院と十ヶ所の診療所を中心に貧困層の診療に力を尽している。2000年のアフガン大干ばつには、水源確保と難民を食い止めるために井戸掘り事業を開始、また2001年には「アフガンいのちの基金」を起こし現地難民への食糧の無償配布をつづけている。現在、PMS院長。ペシャワール会現地代表
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