内容説明
生ぐさい事件の数々の裏にひそむ、高度なメカニズムを解き明かす。国民の借金は、1人400万円、1家族1000万円超!不良債権を生み、経済と国家を崩壊させひたすら私腹を肥やすのは誰か!?それらを解析したデータ、資料、系図の数々これまで語られなかった事件と人間関係のすさまじい血脈を追跡した、初めての記録。
目次
序章 誰かが、どこかで、動いている
第1章 日本人がかかえた借金の額と泉井事件の黒幕
第2章 東京信用組合破綻事件とオレンジ共済組合詐欺事件
第3章 大蔵官僚腐敗と不良債権処理
第4章 ゼネコンの悪の系譜が生んだ自治体と厚生省の腐敗
第5章 行財政改革とビッグバンの怪
第6章 日本最大の官僚組織・電力会社と軍需工場・三菱重工
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
8
虚仮威し・思わせぶり・もったいぶりを身上とする奇怪な危険な無気味な広瀬だが、中身はすっからかんではなくあることはあると見直した。料理にはなっている。だが出来前は粗悪で劣悪である。「解析」ともよく誇称するが、「国際航業乗っ取り事件」も「住友商事銅取引き事件」も「東京都庁不正支出事件」も全く「解析」されない。索引は系図と図の頁のみを指し、説明はその前後を読めとしかなく、幾度か試したが全く役立たない。だが形式的にはよく整えられているように見せかけているところがいかにも本書らしい。誰と誰が血族であると端的に示せば2023/07/15
謎の読み手
1
初版からさらにデータ追加。 原発マフィアから、政財官界へと 癒着構造を追及した力作。高齢の筆者がネット時代によく対応した。 私は対立側にたつ者だが、たしかによく 調べてあり9割以上事実。筆者の論評に多少偏見あるところ以外は感服。人脈地図としてもビジネスに使えるようになるとまで筆者は考えていただろうか。これの定期的な更新が権力監視の有効な手段になる。中国人が最近購入増。ただ、労働側も書いて欲しかった。野党、労働組合、マスコミ、NGO、国連。類似の構造が見てとれる。フーズフーを立体化した功績は大。
shiaruvy
0
併読:「閨閥」
orii_y
0
○○○2010/07/17
Rydeen
0
小泉純一郎を支持したバカ国民どもはこの本を読むべき。