出版社内容情報
ファイザーはいかにして新型コロナワクチンをスピード開発したのか。不可能と思われた挑戦を8カ月で実現させた過程と学びを語る。
内容説明
民間企業が成し遂げた史上最大級の偉業ともいえる、新型コロナワクチン開発。その内幕を魅力と疾走感あふれる筆致で描き出す。著者のビジョンあるリーダーシップのもと、ファイザーの科学者たちとパートナーのビオンテック社が共闘した2020年の濃密な9か月間。それは、新型コロナワクチンの開発、治験、製造という従来であれば何年もかかるプロセスをわずか9か月で達成し、「不可能を可能にする」までの物語だった。世界的パンデミックというとてつもない重圧のもと、社会と政治の混乱が状況に拍車をかけるなかで、ファイザーの人々が数々の危機を乗り越えていくさまを―彼らが直面する迷い、決断、障壁についても―本書は語る。ファイザーが成功したのは幸運だったからではなく、そのための準備ができていたからだ。それを可能にしたのが、「勇気」「卓越」「公平」「喜び」という同社の掲げる4つのシンプルな価値だった―。
目次
非常事態
「当然」が常に正しいとは限らない
大きく考えれば不可能も可能になる
ライトスピード
至上の喜び
過去、現在、未来
製造―第二の寄跡
公平―言うはやすく行うは難し
政治の地雷原を抜けて
希望の光
信頼の科学
患者さんとイノベーションのためのアジェンダ
著者等紹介
ブーラ,アルバート[ブーラ,アルバート] [Bourla,Albert]
2019年1月、ファイザー社CEOに就任。1993年に同社に入社し、アニマルヘルス事業部のギリシャにおける技術ディレクターを務める。その後、COO(最高執行責任者)、ファイザー・イノベーティブ・ヘルス部門グループ・プレジデント、グローバル・ワクチン・オンコロジー・コンシューマー・ヘルスケア各部門のグループ・プレジデントなど、社内の数々の幹部職を歴任。獣医学博士で、アリストテレス大学獣医学部にて生殖生命工学の博士号を取得。ファイザーでの役職に加えて同社取締役を務め、非営利団体パートナーシップ・フォー・ニューヨークシティ、米国研究製薬工業協会(PhRMA)、非営利団体カタリスト、米国国際ビジネス評議会でも理事を務める。ビジネス・ラウンドテーブルおよびビジネス・カウンシルのメンバー。2020年“インスティテューショナル・インベスター”誌が選ぶアメリカ製薬業界CEO部門でトップに選出される
柴田さとみ[シバタサトミ]
英語・ドイツ語翻訳者。東京外国語大学外国語学部欧米第一課程卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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