西洋の没落―世界史の形態学の素描〈第1巻〉形態と現実と (定本版)

西洋の没落―世界史の形態学の素描〈第1巻〉形態と現実と (定本版)

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  • サイズ A5判/ページ数 393p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772703468
  • NDC分類 201.1
  • Cコード C1010

内容説明

西洋は21世紀に滅亡する!?数世紀にわたる世界史の局面を80余年前に予見。それは今日確実に現実化している。世界的ロングセラーの定本版。世界の動向を見極める。経済の流れを洞察する。文化人・経済人必読の不動の名著。

目次

第1章 数の意味について
第2章 世界史の問題
第3章 大宇宙
第4章 音楽と彫塑と
第5章 魂の像と生命感情と
第6章 ファウスト的自然認識とアポルロン的自然認識と

著者等紹介

シュペングラー,オスヴァルト[Spengler,Oswald]
シュペングラーは、1880年に北ドイツのハルツにあるブランケンブルクで生まれた。父は鉱山技師であった。シュペングラーが本書中の「数の意味について」でくわしく数を論じているのは父の影響であろう。一方母方の方には芸術的な血が流れていた。絵画、彫刻について深い知識のあるのはそのせいである。ハルレ大学で学位を得て高等学校の教師をしていたが、この『没落』のあとは教師をやめ著述だけをした。1911年ミュンヒェンに移った。ナチの思想と似ている点があるといわれているが、実はナチとは一致していなかった。ヒトラーなどを軽蔑しきっていた。そのため圧迫を受けたくらいである。1936年ミュンヒェンで死んだ

村松正俊[ムラマツマサトシ]
明治28年(1895年)東京に生まれた。東京大学文学部卒業。以後慶応大学,日本大学,東洋大学などの教職のかたわら『新思潮』『種蒔く人』『詩聖』などの同人として文芸評論、社会評論、詩作などを発表した。著訳書『概説ギリシャ悲劇』『歴史の創造』『無価値の哲学』詩集『現在』『蛇』『朝酒』翻訳 プラトン『国家』『ギリシャ・ローマ古典劇集』ジャン・ジョレス『フランス大革命史』デュラント『西洋哲学物語』など多くの業績がある。文学博士
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大森黃馨

10
今となっては約一世紀前にベストセラーになった書だが自分は一応でも読み終えるのに二ヶ月以上かかってしまう 正直な所自分には難しすぎてちんぷんかんぷん本来ならばノートを作りつつ一年以上をかけて読むべきそのようなものなのだろう それでも己の脳が破裂するようなものを読まないと脳は進化しないと聞いているので断片を理解覚えるだけでも良いという覚悟で目を通す 西洋はもう没落する歴史の流れに入っているという趣旨の書だと聞いていたが実際には文明論について著述された書のように思えた(続く)2023/10/22

ULTRA LUCKY SEVEN

1
國分さんの授業でも取り上げた。ハイデガーも気にしてたらしい。インチキ臭い本なのだが、妙に説得力がある。ゲバラもかなり好んでたとか。2012/03/02

Lock White

0
著者は何も西欧の凋落を言ったのではなく西欧の文明が中東、北アフリカ周辺の文明文化を借りていると明言しているのである。著者はこれらの考察をベルクソンから得ていることは明白である。なるもの、なったものの基本コンセプトはニーチェのアポロ的なものとディオニュソス的なものと同類な考え方である。ローマ以降文明は定義され人類はそれに従った。飢饉、戦争、金融危機あらゆるなったものがこの世を覆い尽くした。人はそれに気がつかず見えているものが実在していると勘違いした。2022/08/15

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