内容説明
西洋は21世紀に滅亡する!?数世紀にわたる世界史の局面を80余年前に予見。それは今日確実に現実化している。世界的ロングセラーの定本版。世界の動向を見極める。経済の流れを洞察する。文化人・経済人必読の不動の名著。
目次
第1章 数の意味について
第2章 世界史の問題
第3章 大宇宙
第4章 音楽と彫塑と
第5章 魂の像と生命感情と
第6章 ファウスト的自然認識とアポルロン的自然認識と
著者等紹介
シュペングラー,オスヴァルト[Spengler,Oswald]
シュペングラーは、1880年に北ドイツのハルツにあるブランケンブルクで生まれた。父は鉱山技師であった。シュペングラーが本書中の「数の意味について」でくわしく数を論じているのは父の影響であろう。一方母方の方には芸術的な血が流れていた。絵画、彫刻について深い知識のあるのはそのせいである。ハルレ大学で学位を得て高等学校の教師をしていたが、この『没落』のあとは教師をやめ著述だけをした。1911年ミュンヒェンに移った。ナチの思想と似ている点があるといわれているが、実はナチとは一致していなかった。ヒトラーなどを軽蔑しきっていた。そのため圧迫を受けたくらいである。1936年ミュンヒェンで死んだ
村松正俊[ムラマツマサトシ]
明治28年(1895年)東京に生まれた。東京大学文学部卒業。以後慶応大学,日本大学,東洋大学などの教職のかたわら『新思潮』『種蒔く人』『詩聖』などの同人として文芸評論、社会評論、詩作などを発表した。著訳書『概説ギリシャ悲劇』『歴史の創造』『無価値の哲学』詩集『現在』『蛇』『朝酒』翻訳 プラトン『国家』『ギリシャ・ローマ古典劇集』ジャン・ジョレス『フランス大革命史』デュラント『西洋哲学物語』など多くの業績がある。文学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大森黃馨
ULTRA LUCKY SEVEN
Lock White