内容説明
この九つの局面、あなたならどう「決断」するか!開発中の難病特効薬が会社に損失をもたらすとわかったら?15人の部下の消防士と共に、火の海にとりかこまれたら?「故障した宇宙船救出」のため全権を与えられたら?全員が経験豊富な女性登山隊のリーダーをまかせられたら?補充された部下が、全員札付きの上官反抗者だったら?旧態依然とした巨大組織のリストラをまかされたら?企業のトップとして、部下の不正行為の報告を受けたら?規模は小さいが「やりがいのある仕事」の勧誘を受けたら?内戦が続き、荒廃しきった国で大統領に選ばれたら。
目次
序 リーダーシップが求められるとき
第1章 己れを知る―アフリカの風土病を撲滅したロイ・ヴァジェロス
第2章 己れを語る―モンタナの森林火災から生還したワグナー・ドッジ
第3章 最善をつくす―アポロ13号を地球に帰還させたユージーン・クランツ
第4章 同意を得る―アンナプルナに登ったアーリン・ブルーム
第5章 いま着手する―ゲティスバーグの戦いを指揮したジョシュア・L.チェンバレン
第6章 己れを磨く―年金基金を再建したクリフトン・ウォートン
第7章 迅速に動く―ソロモン社の経営権を失ったジョン・グッドフレンド
第8章 己れの天分を知る―第三世界の女性のための銀行を設立したナンシー・バリー
第9章 主義を貫く―エルサルバドルの内戦を終結させたアルフレド・クリスティアニ
結び 明日を拓くビジョンと行動
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kuma-kichi
1
プロフェショナルによる9つの決断事例。うまくいこうがいくまいが、決して後戻りはできないところがリーダーの決断の難しいところです。後ではなんとでも言えますから。2011/03/19
KAZOO
0
非常に面白いリーダーシップ論だと思ます。リーダーシップ論というと最近は、ビジネス分野にばかり目が行ってしまいますが、この本はそうではなくすべての分野、登山やアフリカの風土病やアメリカの南北戦争などに題材をとってそれをわかりやすく解説してくれています。非常に読みやすい本だと思いました。2013/03/28
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