内容説明
画家たちの「若き日の苦悩」と中学生の「日常」を交差して描く青春ストーリー!
目次
第1章 モネ少年
第2章 蜂の巣の日々
第3章 愛の画家
第4章 孤独
著者等紹介
イトウハジメ[イトウハジメ]
大学院で美術教育に関する研究をするかたわら、とある大学で助教として教壇に立ち、学生たちに美術を教えている。2019年3月までは中学校で美術科講師として勤務。生徒たちとの日常を描いたインスタグラム(@itototoon)の投稿が人気に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
37
絵がカラーなら色付きで読みたかったなあ…。なぜならここで紹介されている画家たちがどの人もその独自の色が特徴の人だからです。フジタの再評価が進んで、日本でたくさん紹介されるようになったことはうれしいです。2023/01/18
瀧ながれ
25
美術の先生による、絵画の巨匠たちの伝記。わたしは、絵画も小説も、その作品が素晴らしいことと作者の人間性とは離して考えていいだろうと思う派なので、巨匠の人生なんてあんまり興味ないのだけど、自分の作品の前で足を止めるピカソを見て硬直する藤田嗣治の姿には、感動いたしました。いまや重厚な画集にまとめられ、教科書に載るほどの名画も、それが描かれた時があり、描いた人間の人生があったのだと、改めて思いました。ほか、モネやシャガール、モディリアニ、ゴッホなど輝く画家たちのことが語られています、この先生の生徒は幸福だな。2020/06/12
ちいこ
16
美術史を元に、色々描かれたもの。中学の授業でこういうのがあったらもっと楽しかっただろうに…。2020/03/29
へへろ~本舗
5
ゴッホの話。読んでいて、こちらも追い詰められていく2021/04/28
canacona
5
美術史って、美術でもあんまり習わなかったし、印象も薄い。4人の画家をやわらかくふんわり学べます。生前から認められてた人たちはいいけど、死後認められたゴッホなどはちょっと切ないなと思う。どうせなら、生きているうちに知りたかっただろうに。2020/06/09