出版社内容情報
一流大卒が負け続ける「ギャンブル社会」の到来。「東大社会」で実感した「学歴価値」の大暴落。
高学歴者は今、明らかに3極化している。「カリスマ性のある高学歴者」「ボンボン高学歴者」、そして、下・中間層出身で目立った取り柄のない「さえない高学歴者」である。本書では、「東大社会」とも言える中央官庁に14年間勤務した著者が、さまざまな知見から、「学歴価値」が大暴落しており、日本が「高学歴ノーリターン」の国になりつつあることを示す。そして、「報われない」ことに対して怒りや無力感を抱く高学歴者が増えるにしたがって、東大を頂点とする「ピラミッド型学歴社会」が徐々にメルトダウンし、やがて「ぶっ壊れる」様を描く。そして最後に、日本の学歴社会の行き着く末を明確に示す。
内容説明
本書では、「東大社会」とも言える中央官庁に14年間勤務した著者が、さまざまな知見から、「学歴価値」real value of school recordが大暴落しており、日本が「高学歴ノーリターン」の国になりつつあることを示す。そして、「報われない」ことに対して怒りや無力感を抱く高学歴者が増えるにしたがって、東大を頂点とする「ピラミッド型学歴社会」が徐々にメルトダウンし、やがて「ぶっ壊れる」様を描く。そして最後に、日本の学歴社会の行き着く末を明確に示す。
目次
1 誰が損をしているのか?
2 報われない仕事
3 彼らはなぜ怒らないのか? 中央官庁編
4 彼はなぜ怒らないのか? 一流企業編
5 「中流受験秀才」の悲劇
6 「学歴社会」の崩壊
7 運がよければ…
8 「新・学歴社会」を構築せよ
著者等紹介
中野雅至[ナカノマサシ]
1964年、奈良県大和郡山市生まれ。1988年同志社大学文学部英文学科卒業。1989年大和郡山市役所に入所。在籍中に働きながら国家1種行政職試験に合格し、1990年旧労働省入省。The School of Public Policy、The University of Michiganへの留学、厚生労働省大臣官房国際課課長補佐(ILO条約担当)を経て、兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科助教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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