ラストボール

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334928773
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

元高校球児の島野圭一は、高校野球史に残る名勝負の取材中に、預かった日記を奪われてしまう。日記は、12年前に不審死を遂げたライバル校の捕手・中尾がつけていたものだった。もしや、中尾とバッテリーを組んでいた紀田のウイニングショット“二軸スライダー”の投げ方が書かれていたのではないか?宿敵のエース・紀田に敗れて甲子園を逃した苦い記憶を胸に、島野は調査を始めるのだが―。

著者等紹介

川中大樹[カワナカヒロキ]
1968年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。以後、メーカー、不動産会社、広告プロダクションなど職を転々。2012年『サンパギータ』で第15回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しデビュー(刊行時に『茉莉花』に改題)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nyanco

41
川中大樹さん、『茉莉花』で日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞され、デビュー後1冊目。スポーツライターになった元・球児の島野は、同期会のメンバーだった今は亡き中尾の日記を奪われてしまったことから、過去の事件を掘り起こすことになる。デビュー作よりも読みやすくなりました。高校球児のその後や、当時への想いもとても良く描かれています。島野や、元球児達、そして、島野の妻、息子のキャラも良く、彼の日常が描かれるシーンもとてもよい感じでした。いよいよ謎解きになって登場するスコアシートは…続→2013/06/16

あー

17
さくっと、ドキドキしながら読めました。ちなみにスコアブックは読めませ~ん2021/08/25

まぁにぃ

14
高校野球球児だった島野は、ある事件から「魔球」に疑問をもった。 展開的には予想通りに流れていった。 しかし、最後に島野が気づいたことに「あの球は?」の含み。 高校野球は、「清く正しい」だけではない サクッと、読めます2019/06/09

Humbaba

11
自殺は一つの解ではある.しかし,それによって責任を取るという事にはならない.死んでしまえばもはや何もすることが出来ない.それはある意味で逃げであるとも考えられる.生きていてこそ責任を取る事ができるという考え方もある.2013/04/18

よっしー

6
★★★なんとなく想像通りの展開だったが、楽しめた。2015/06/04

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