• ポイントキャンペーン

ストーンエイジCITY―アダム再誕

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 520p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334927332
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

母を知らず、愛を知らず、屹立する孤高。あれが、再び進化をはじめる、新しい人類の父。…なのか?熱海港から船で25分の距離に浮かぶ初島。その地下には、巨大バイオ企業「ESテック・ジャパン」の本社があった。医療・美容・環境にまつわる最新ビジネスの研究と並行して、ここでは多くの計画が進行していた。それは、人類の始祖・Y染色体アダムの正体を探ること。人々を植物化して環境適応させること。そして、ホモ・サピエンスではない、滅び去ったはずの人類の行方を追うこと。進化の果て、ヒトは、一種しかいなくなった。寂しくは、なかったのだろうか。

著者等紹介

藤崎慎吾[フジサキシンゴ]
1962年東京生まれ。米メリーランド大学海洋・河口部環境科学専攻修士課程修了。99年『クリスタルサイレンス』でデビュー。「ベストSF一九九九」の第一位に選ばれ、注目を集める。広範な科学の新知識と、原始アニミズムや神話のモチーフを縦横無尽に駆使し、スケールの大きな作品を発表している。サイエンスライターとしても執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

RIN

20
ストーンエイジ三部作の完結編。最初は科学の発達が変な風に行っちゃった結果、社会システムが息苦しくなった、ちょっと近未来の物語で始まったのに、こんな着地になるとは全く想像していなかった。少し風呂敷広げ過ぎかな~という気がしないでもない。社会やシステムやツールは進化しても人間の価値観や感情が現代とあまり変わらないところが違和感でもあり、案外そんなものかもと納得もするし、技術は異常に進化しているのに変わらない人の心や繋がりにほっとしたり。で、それなりに面白く読めました。2015/07/28

まつじん

16
人類再生計画発動!今までのに作で出てきた登場人物たちにもけりをつけて、皆殺しで大団円・・・と思わせておいて、あそういえばあの伏線が、と。完結作と紹介にはありますが続きもできそうなエピローグでした。で、肝心の内容自体はユートピアを目指すにしては殺伐としすぎてるかな。結構グロな場面も多いし説明場面が多すぎて途中がだれてます。もっと主人公たちのアクションシーンが、会話する推理するシーンが欲しかったねぇ。2010/11/21

MarsAttacks!

7
ミトコンドリア・イブと言うのは、聞いた事がありましたが、Y染色体アダムと言う、概念があるのをはじめて知りました。物語は前作からの続き、日本のバイオ企業における恐ろしき陰謀の正体が明らかになります。でも前作まで活躍していた、山賊の子供達の活躍はあまり無く、違った視線から物語を描いていました。シリーズを通しての謎も判明し、なかなか面白いシリーズでした。2011/08/02

柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中

5
まさかこの物語の着地点がこんなところになろうとは思いませんでした。最初の遺伝子組み換えの世界企業からここまで物語が繋がるのは、物語の力ですね。全作通して読むと、まだまだ面白さが増しそうです。進化を間違えた人類の物語三部作、読んでいない人は三作全部読むべし。2011/09/25

典型的なあだ名

2
ストーンエイジ三部作の完結編。ついにすべての謎か明かされた。1作目のCOPでは想像できなかったこの展開に感服。生命工学や化学の歪んだ発展を描かれている。豚は実用化されそうだけど、他はされたくないね。また、3作で終了がちょうどいいかも。5作目まで続いたら、内容的にくどいかな。2013/07/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/665039
  • ご注意事項