内容説明
「永遠」の恋はこんなにも切ない。ドラマから生まれた装幀が一冊の美しい物語になりました。
著者等紹介
島村洋子[シマムラヨウコ]
1964年、大阪市生まれ。帝塚山学院短期大学を卒業後、証券会社に勤める。1985年に、集英社「コバルト・ノベル」大賞を受賞して、作家活動に入る。普通の人たちの普通の生活の中から、物語の煌めきを拾い上げた、哀しくも切ない恋愛小説と、女性の官能をストレートに描いたエッセイで注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイティ
19
図書館のリサイクル本でいただいた一冊。思えば小・中学生のころ、コバルト文庫で島村さんの作品が好きだった。ほぼその時以来くらいだけど、テンション低めながらもしみじみと感情の糸が絡ったりほぐれていくような、心地いい読書。この作品は少し桜木紫乃さんを彷彿とさせる昭和っぽさと情感があり、展開も面白かった。装丁やタイトルほど恋愛ばかりでなく、主人公の女性の生き方、選び方に胸が詰まりました。1時間ちょいでさくっと読めるけど、軽すぎずちょうどいい読み応えでした。久々に読んだ島村さん、ちょこちょこまた読んでみようかな。2018/11/06
おおちゃん
16
んー。(笑)一気読みでしたが「こんなことあるの?」っていう内容でした。純愛モノだけど、ある意味、裏切られました。2016/03/23
ふうか
2
アンチエイジングが進む現代ではあながちありえない話ではないと思うが、もしも永遠に続けば、そんな孤独に耐えられる心などあろうはずもない。 年齢が近いせいか 共感することが多数。 <<いつかあきらめられるだろう、と思ったことも、いつか忘れるだろうと、思ったことも、真空パックして冷凍したように同じだ。 あるとき解凍されれば、それは昔のままそこにある。>> <<静かな恋心は、激しい情熱より強いと思うの>> <<離れていても、この人たちは一緒に生きてきたんだと思うわ>> 本文より 切なくて 久々に泣けた。2013/05/23
るんるん
2
ありえないけど、いっきに読める。軽い読書向き。2010/09/03
same
0
62011/07/31
-
- 和書
- スランプ・サーフィン