内容説明
森の中で出会う、3度生まれ変わったという老人…。「死んだ」男は、何を伝えるために戻ってきたのか。自殺者数最下位の国を舞台に、「生と死」を真っ向から捉えた文芸ミステリー。
著者等紹介
堂垣園江[ドウガキソノエ]
1960年、大阪生まれ。1996年「足下の土」で群像新人文学賞優秀作を受賞。1994年からカナダ、1997年からメキシコに在住、2000年に帰国。2001年、メキシコを舞台に、圧倒的なまでにリアルな「生」と「死」を描いた『ベラクルス』(講談社刊)が称賛を浴び、第23回野間文芸新人賞を受賞
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