出版社内容情報
石神井公園の池に浮かぶ死体からは、その池とは異なる場所の水が採取された。刑事・片倉は殺害現場と思しき静岡県の寸又峡へ赴く。
内容説明
石神井公園の三宝寺池に浮かんだ不可解な水死体。肺から発見場所とは異なる水質の水が検出されたことから、刑事・片倉康孝は事件を“他殺”と推理し、被害者の男がSNSに残した写真を頼りに静岡県の大井川鐵道へ向かう。一方、父親を失った幼い娘は何かを知っているように、奇妙な言動で捜査を翻弄。さらに片倉の元妻、智子の「スピリチュアルなものを感じる」という言葉を発端として、事件の謎はさらに意外な方向へと迷走をはじめるが…。南アルプスの奥地と東京を結ぶ無数の糸口が捜査陣を撹乱する!
著者等紹介
柴田哲孝[シバタテツタカ]
1957年生まれ。日本大学芸術学部中退。2006年『下山事件 最後の証言』で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)と日本冒険小説協会大賞(実録賞)、’07年『TENGU』で大藪春彦賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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