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隠蔽人類

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334912161
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



鳥飼否宇[トリカイ ヒウ]
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

380
帯の煽り文句からして胡散臭さがプンプン。読み終わってみると「ああ、そういうことか…」となんか切ない気持ちになる。先に読んだ『死と砂時計』に通ずるものはあるけど、上手くオチなかったな、という感じ。連作形式で、先の章のラストを引き継いで新しい章が始まるのだが、同じ展開の繰り返しが飽きる。続けてそのような作品を読んだので、なおさらキツかった。連載物に書き下ろしの終章をくっつけて纏めた本にあるあるな欠点。ジャンル的にはバカミスになるのか?ミステリとしての仕掛けも弱く、イマイチそっち方面にも振り切れていない。2018/07/14

nobby

138
えーと、読み進めながらの個人的な心情の変化を表すならワクワクから苦笑を経て嫌悪かな…もう冒頭からホモ・サピエンス以外の隠蔽種なる新人類発見とは惹き込まれる!何とも下衆い人物ばかりだが、ミステリ展開での検証具合は面白い。ただ、怒濤の殺人連鎖の始まる中盤は何だか安っぽい…そんでもって終盤ホモ・〇〇〇〇〇〇の名称を目にして、なるほどそれが作者の本題なのだとようやく理解する…そこに歴史的背景や個性を絡ませたワードで風刺するのは秀逸だが、それを周囲から指摘されると嫌でたまらない…目を背けたいのではなく自ら知りたい…2021/02/23

あも

111
小説読んで、あ、これアレに似てるって思う時あるよね。本書はアレ。『ムー』…。そう、想起したのは小説ではなくオカルト雑誌。いやー、トンデモ小説!面白!新種の人類を探しに、別分野の学者の混成チームがアマゾンに…はい冒頭から好みの予感!……ん?え?その期待感はレールの見えないジェットコースターに乗せられたかの如く予想外の場所へ…。いや、ここどこだよ…マジで…。人が死ぬ死ぬ。章ごとに引っくり返されるちゃぶ台。気付けばそこは未知らぬ焼け野原。どこそこ誰なにー!?と最早笑いながらオチで肩抜けた。脱力?いや脱臼かな笑。2018/11/02

aquamarine

96
読友さんたちの微妙なレビューを見ていましたが、このミスでも本ミスでもランキングに出ていてあえて手に取りました。読み始めて、設定は確かにあり得ないのかもしれませんが、本格としては私は全然アリだと思いましたし、バカミス一歩手前の本格を面白がって堪能しました。ただ最終章が…すべてこのままの設定でいいんだけど、それが明らかになってからの着地点が、私にも一気に「うへぇ」な感じに。惜しい。ランキングに入れる気持ちもわかるし、微妙なレビューもわかる、人により好き嫌いあり、でしょうか。私も最終章手前までなら大好きです。2019/01/16

ちーたん

95
★★★☆☆(*°Д°*)「オーマイガッ」アマゾン奥地で世紀の大発見!我ら『ホモ・サピエンス』以外の人種『隠蔽種』が見つかった!世間に公表する人類学者・日谷にはなんとしても秘匿したい事実があり、死の連鎖が巻き起こる。◆初読み作家さん。何度も覆される『隠蔽種』の存在。章の終わりには毎度血なまぐさい殺戮が繰り広げられ途中からは「こりゃ死ぬな」と死亡フラグ読みしたりwやがてたどり着く『隠蔽種』の真の正体は「なんてこった」😨そして迎えるラストったら〜w私は割と楽しく読めたけど、好みは分かれそうな作品なので★3で!2020/12/11

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