内容説明
篠宮高校のアイドル・住吉帆乃香が廃墟の洋館で遺体となって発見され、およそ１か月が経ったある日、１年生の由良涼は、クラスメイトの女子から相談を持ちかけられる。彼女の元に届いた不審なメールによると、住吉は事件当日にゲームアプリ『ランコルバ』をプレイしており、その死には謎があるから調べて欲しいと書かれていたという。代わりに調査を始めた由良だが、朝霧那夕という少女との出会いから、事態は思わぬ方向へ…。第８回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞・優秀作に選ばれた著者による、待望の最新本格ミステリー！
著者等紹介
松本英哉［マツモトヒデヤ］
兵庫県出身。２０１５年、『僕のアバターが斬殺ったのか』で島田荘司選第８回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作となり、同作でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハッピー
6
【図書館】ダ・ヴィンチの新刊情報で気になった初読みの作家さん．篠宮高校のアイドルであり"神部市の二枚看板"住吉帆乃香が廃墟の洋館で発見された．彼女はAR位置情報ゲームアプリ『ランコルバ』のヘビーユーザーであり事件当日にもプレイしていた．帆乃香の死を疑う女子中学生からの依頼を篠宮高校の一年生由良涼と二枚看板の片割れ朝霧那由が彼女の死の謎を追う．残酷な結末に終わる1冊です．『ランコルバ』やってみたい！2018/06/24
rosetta
5
★★☆☆☆神部市のアイドルであった女子高生が廃墟で首を吊って発見される。警察は自殺と判断したが、彼女のゲーム仲間であった女子中生は納得できない。死んだJKの幼馴染みの女子に真相究明を強制するが、自分では動けないので新聞部の元期待の新人の同級生にその依頼を委託する。自分のアバターを作って神部市内のフィールドでプレイすると言うそのゲームが物語の大きな鍵になるのだが、取って付けた感が否めない。読者としては物凄く無駄な遠回りに付き合わされている気分。2018/02/23
梨紗
2
AR、VRの世界がいまいち想像できなかったんですが、あれは今実現できるんですかね？外で。遺跡を再現とかあったからゲームもできるのかしら？ランコルバの世界、ぜひ観てみたいですね。 正体？犯人？は途中でなんとなくわかってくると思いますが、動機には驚きました。 楽しめましたが、由良くんの立ち位置がなんか・・・？探偵役と思いきや別にいるし、ただ先輩と探偵事務所の繋ぎ役かな？けれどラストを読んで、それでよかったのかなと感じました。2023/05/11
Ruto
2
図書館。AR/VRの世界でのミステリー。松本さんの小説は2作目だが、残念ながら自分にはあまり合わない世界かもしれない。2020/02/25
さとう
2
なるほど新感覚ミステリ！近い将来に有り得そうな設定が魅力的で興味を惹かれページをめくる手が止まらず、睡眠時間を削りながら読み終えました！”ランコルバ”の語呂の良さ、個人的にとても好きです♪笑2018/05/13
