内容説明
鳴瀬佳音は航空自衛隊の音楽隊で日夜アルトサックスの練習に励む自衛官。陸海空自衛隊合同コンサートに出演するため浜松へやって来た佳音たちは、リハーサルへ向かう。ところが、バスが駐車場から消えてしまい!?そのバスには佳音たちの大事な物が隠されていた…。そして、佳音と腐れ縁の渡会三曹との恋についに進展が!?なぜかいつもトラブルを呼んでしまう佳音が仲間たちと小さな謎を解き明かす、読むと元気が湧いてくる爽やか青春ミステリ。
著者等紹介
福田和代[フクダカズヨ]
1967年、兵庫県神戸市生まれ。神戸大学工学部卒。2007年、航空謀略サスペンス『ヴィズ・ゼロ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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馨
106
航空ショーや音楽祭で巻き起こるちょっとした事件を解決する佳音たち。今作も前作と同じで、推理小説としてはそんなに深くないしあっと驚く展開というわけでもない推理です。実際の音楽隊の方々がこんなに民間人っぽい会話を繰り広げるのかはわかりませんが音楽祭の舞台裏的なものを味わえて良かったです。なにげ推理系の章よりも、ナンバーワンカレーの章が1番良かったかな?甘口のカレーが食べたくなりましたw2015/12/20
itoko♪
72
空自音楽隊 鳴瀬佳音が主人公の連作短編集、シリーズ第2弾。今作の第一話の舞台は、私が暮らす街。吹奏楽のコンクールで何度も訪れた、あのホールに佳音達が!と感激。前作から間が空いた為か、各話のタイトル故か、こんなにラノベっぽい作品だったかな、と。佳音の鈍感さは相変わらずだと思ったら、もう1人鈍感な人が(笑)この2人に進展は…あるのでしょうか。2015/11/13
Yoshihiko
71
前作の続き。身近な小ミステリー?とぼけた恋愛小説?と、あいかわらずほんわかした感じで楽しめました。間の短編2編がいい味だしてました。2015/10/20
pukupuku
68
おそらく入隊するにはかなりの難関であろう自衛隊の音楽隊。思いの外、軽~く読める。カノンちゃんの成長物語でもあり、ダメダメ恋愛物語でもあり、探偵物語だったりする。ミステリーとか事件とか、言ってるわりにたいしたことないと思うけど、それはそれで、さらっと読めるのでいいんだと思う。これって、ジャンル的にはライトノベルってことなのかな?去年、武道館での音楽祭に誘ってもらったのに日程の都合がつかず行けなくて残念。2016/03/01
ゆみねこ
60
サラリと読了。佳音の鈍感ぶりは相変わらず。これを読むと吹奏楽のコンサートに行きたくなります。2015/11/22