内容説明
日本に生まれ暮らすあなたの心と体に“ちょうどいい”ごはん。「二十四節気」とは1300年あまり使われてきた季節と暮らしの目印です。二十四節気が教えてくれる、毎日に役立つ「食育」。
目次
1 「食育」とは 自らの手で料理をすることで、先人たちの“生きる知恵”を学ぶこと
「二十四節気」とは 1300年あまり使われてきた季節と暮らしの“目印”です
2 「二十四節気」でよくわかる日本の旬(立春―あなたは“味噌のどこがミソか”をわかっていますか?~餅田楽豆腐田楽こんにゃく田楽;雨水―薄口、濃口…“醤油の色の違い”は、何の違い?~和風醤油ラーメン;啓蟄―“炊飯器で美味しいお寿司が作れる”って知っていましたか?菜の花のちらし寿司 ほか)
3 日々の食を豊かにするもう1案 “調味ナンバー”で失敗なしのお弁当をお教えします(食べた後“もたれない”カレー;失敗なしの“気楽な”漬け物)
4 最後にひとこと 食材あっての「和食」。自分たちの食べるものを、食べる分ぐらいは作る
著者等紹介
野崎洋光[ノザキヒロミツ]
1953年生まれ。「分とく山」「とく山」などの5店舗を総料理長として統括。「和食を難しく考えず、家庭でもっと和の味を作ってほしい」と願い、雑誌、書籍、テレビなどのさまざまなメディアを通してやさしく、わかりやすく解説につとめ、近年では独自の考えも反映した食育活動にも力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ユウユウ
62
「食べる」ことは「生きる基本」。まさにそうですよね。2015/08/08
れいぽ
15
立春から始まり大寒で終わる二十四節気。それは1300年あまり使われてきた季節と暮らしの目印である。和食の奥深さは四季が育んだのだなぁとため息です。節気の説明と旬のポイントをしぼった説明は「和」のエッセンスを伝えてくれます。味噌とヨーグルトの簡単漬け物は挑戦してみたいです。もたれないカレーも気になるし、天ぷらの衣に生クリームをプラスする技も新鮮でした。もう一度借りてじっくり読みたい!あと、「分とく山」にも行ってみたいw2012/05/08
無花果
13
日本の食文化について興味があったので購入しました。以前からちょっとずつ作ったりしてましたが、今回は本腰を入れて読んでみました。醤油について薄口と濃口だと濃口のほうが塩分が強いと思っていたんですが、違うんですね(^-^;レシピ以外にもいろんな知識が得られた気がします。自国の食について知ってるようで知らないことが多いなぁ~2013/04/29
BEAN STARK
7
「身土不二(しんどふじ)」という言葉がある。人と暮らしている土地は一体であり、周囲5里(20km)圏内で採れるものを食べるのがよい。身近でとれる新鮮な食材を簡単な調理法で食べる。すると不思議と体がスッキリして食べたあとでも動きたくなる。新鮮な旬の食材を使ってシンプルな調理法で食べると体が蘇生し、病気を未然に防ぐことができる。おでんの練り物は湯通ししておくとスッキリした仕上がりになる。練り物は水から煮て取り出し、野菜が煮えてから戻す。鶏もも肉をじっくり煮て作る「和風醤油ラーメン」が美味しそう。2017/09/20
ニケ
4
驚いた事に料理の材料や調味料がとてもシンプル。しかし、根菜は面倒でも下ゆですると味が馴染みやすいなど料理の基本的な知識が学べる。料理に日本酒を入れる理由には、煮崩れを防ぐ為だなんて知らなかった。2013/12/23