光文社コミック叢書signal
石の花 〈下巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 470p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784334901509
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめぴょん

4
「台風や地震とは違う。戦争は人間が起こすんだ」得にならないことをするには勇気が必要なんだよ。人間の最悪ばかりを見るな。人間の美しさばかりを見るな。→人間には多面性があるということ。「こんな人だと思っていなかった」というのはその人の一面だけ見て自分の都合で判断していることの表れ。人間どんなことにも慣れてしまえるものなのかもね(強制収容所で収容されている人)。力で押さえつければ屈伏はするが納得はしないだろう。憎しみの種をまくだけだ。 信じなくなるということはほっぽり出すってえことだ。信じるってことはな てめえ2022/07/30

まりこ

0
ユーゴの色んな話があった。強制収容所の過酷な生活。大佐の答え、イヴァンの答え、ブランコの答え。ブランコでも現実を認めてしまっているんだ。殴られた奴が納得するのは、ゲンコツを見舞った奴の何かがその力になるんだ。最後に地雷を踏んだのはカルなのかな。あれで皆、犬まで死んでしまった。2023/03/11

べらし

0
作者の師匠にあたる手塚治虫の「正義も悪もない」という価値観を多分に踏襲しているのだと思うんだけど、戦中世代の手塚が言うからこそ説得力のあったそれをナチvsユーゴ人民の闘いにまで当て嵌めるのはどうなんですかね…(内戦なら分かるけど) 案の定、中巻の解説者の某作家なんてそこから戦前の日本にも正義も悪もないみたいな話に展開させてたし 登場人物の煩悶もなんとなく戦後日本的というか、想像していたのとはだいぶ違う作風でした2020/11/24

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