光文社文庫 光文社時代小説文庫<br> 黙―介錯人別所龍玄始末〈3〉

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黙―介錯人別所龍玄始末〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334795382
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

牢屋敷の首打役と刀の試し斬り御用を生業にする浪人、別所龍玄。ときに切腹の介錯を務めることもある。ある日首を打った僧侶の末期の声を聞いた龍玄は、幼い頃父親と訪ねた母子の店のことを思い出す。(「妻恋坂」)夜明け前に介錯を自ら頼んできた侍が済ませなければならなかった用事とは。(「惣領除」)生と死に清々しく向き合う、凄腕の首斬人を描く傑作シリーズ第三作。

著者等紹介

辻堂魁[ツジドウカイ]
1948年高知県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、出版社に勤務。退職後、本格的に執筆業に入る。江戸情緒、人の情、そして迫真の剣戟あふれる作風には定評があり、人気沸騰中の作家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

59
首きり人である別所龍玄の活躍の物語です。なんともいえない物語が続きますが、凛とした器量よしな龍玄の妻・百合、よちよち歩きの、大きなつぶらかな目を、無邪気に向け、白く耀いた玉のような三才の杏子(あんず)を瞼に浮かべると心がなごみます。妻恋坂、破門、惣領除、十両首、の短編4話。シリーズ3作目。2023.05発行。字の大きさは…中。2023.07.12~13読了。★★★★☆2023/07/13

はつばあば

47
2019年に読了したのが宝島社、そして先日4巻目の乱菊を読了してこれは最初から読み直さねば!とこの巻に至る。いつまでも若い龍玄にイラッとするものの😅百合さんや杏子に癒される龍玄と私。家族に包まれているからこそ平常心で綺麗な仕事を為すことができる。しかし武士って融通がきかんものですねぇ・・この巻は特に重苦しすぎますわ。だからと言ってアカンのじゃなく・・「惣領除」と「十両首」この2編だけでも是非読んでください。今になって4巻一度に読了できた有難さに感謝です(^^♪ 時間にゆとりがなくなってきたせいか😅2024/03/05

倫敦バス

2
Audibleにて。 ラストの話が良かった。年齢差のある借金取りの夫婦。てっきり実は親子で〜、みたいな話かと思ったら、本当に夫婦だった。きっと男の方は、女に母を見てたのかなぁ。2023/10/28

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