内容説明
さまざまな人生の交差する吉原で二十年余、按摩稼業で身を立てていた孫市が殺害された。吉原会所の裏同心神守幹次郎らは現場に残された手がかりから調べを進めるが、下手人は杳として知れなかった。やがて孫市の不遇な生い立ちと叶わなかった哀しき夢が知れるとき、ついに事件の全貌が明らかになる。そして下手人を追いつめる幹次郎に、卑劣な刃が向けられる―!
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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