内容説明
七月、足田甚吉の祝言話が持ち上がり、玉菊灯籠で吉原が華やぐ季節、からくり提灯の職人が殺された。職人が隠し持っていた危な絵が、幹次郎らを意外な下手人へと導く。そんな中、吉原会所頭取の四郎兵衛から、幹次郎は陸奥白河への御用旅を命じられる。松平定信の側室・お香を連れ帰る密命を帯びた道中、妖しい女六十六部の一団が襲い、さらに凄腕の刺激が現る!
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Happy
2
私が読んでたシリーズの中ではもう7代目は亡くなってるのに、これではまだ健在。嬉しいけれど裏同心シリーズって抄もあるから何がなんだかわからなくなってしまった。今回は諸軍様の大切な幼馴染であり側室でもある姫君を江戸に連れ帰る道中記。行く手を阻む敵は多かれど、胸のすく太刀裁きでばっさり仕留める姿は何度読んでも爽快。7代目が存命だろうが話が前後してようが関係なく読めた。2022/10/20
へたれのけい
1
胴を抜かれたり、頭をかち割られたりと強い悪役は悲惨な最期をむかえる。そんなに強くないのは肩の骨を砕かれる。2025/05/12
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