出版社内容情報
三萩せんや[ミハギ センヤ]
著・文・その他
内容説明
黒木理沙は魔女である。三百年余りの人生で、得意になったことと言えばお料理と人助け。今日は、一人で不安そうにしている女子大生に思わず声をかけた。魔女バレしないように手助けするのはちょっぴり大変だけれど、大好きな街の、誰かのためになるならば…!―そんな優しい魔女は長い人生を楽しみながら、今日もこの街を見つめているのです。
著者等紹介
三萩せんや[ミハギセンヤ]
宮城県生まれ、第7回GA文庫大賞“奨励賞”、第20回スニーカー大賞“特別賞”、第2回ダ・ヴィンチ「本の物語」“大賞”を受賞し、『神さまのいる書店 まほろばの夏』(KADOKAWA)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっち
36
見た目は二十代だけど実年齢は三百歳の魔女・黒木理沙。そんな優しい魔女は長い人生を楽しみながら、住んでいる街の困った人を助けてゆく連作短編集。三百年余りの人生で、得意になったことと言えばお料理と人助け。魔女ばれしないように解決するのは大変だけれど、大好きな街の誰かのためにと意気込む彼女が出会う、一人で不安そうにしている女子学生や古くから因縁ある隣家とトラブルに悩む中学生、魔法を感じ取ることができる中学生。この街に長く住んでいる優しい理沙と美味しそうな料理も絡めながらの住人たちとの日常がなかなか良かったです。2022/10/12
み
22
不老に若い頃は憧れたけど、不老不死って孤独なんですね。今は、年相応が一番だと思います。魔女の理沙さん、新種の魔女って感じ^ ^2025/01/09
クキモン
16
食べることが大好きな可愛い魔女の物語。動物と会話したり箒で空を飛んだりと魔女らしい行動もするけれど、自分で商店街に買い出しに行って自炊するという生活を楽しむ一面も。非日常と日常のアンバランスが面白い。優しい心温まる物語でした。2024/01/15
coco夏ko10角
14
約三百年生きてる魔女・黒木理沙の日常と時々魔法。住人とのやり取り、ちょっとした手助け、久しぶりに空を飛ぶときの様子…。理沙ののんびりとした日々の暮らし、よかった。2022/10/28
カニック
7
スローライフを満喫している魔女らしくない魔女の理沙さんの日常。三萩せんやさんの作品はホッコリ系のファンタジーで優しい気持ちになれます。2025/03/29
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