内容説明
年が明けた吉原で、客の懐中物や花魁の櫛笄が次々に盗まれる騒ぎが続いた。悪童たちの仕業と、用心棒神守幹次郎と会所の面々は捕縛に当たるが、その背後に、さらに大きな勢力の影がちらつく。吉原に触手を伸ばす勢力に、幹次郎の剛剣がうなり、新必殺武器の小出刃が飛ぶ。そして新たに、廓内で仇討騒ぎが起こり、幹次郎らは悲しき運命の散る果たし合いに立ち会う。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りゅうのすけ
2
今巻は仇討という時代小説ならではの題材もあり、いつものように吉原の利権に関わるものもあり、とても面白かったです。吉原という狭い世界でいろいろとストーリーを描かれるのが凄いですね。2025/10/10
へたれのけい
1
出刃打ちの的のお仕事もこなすとは、幹次郎さんも大変でござるな2025/05/20
怪盗紳士
0
モテまくりの幹次郎。師匠からも惚れられた様子。確かにあんな男がいたら仕方ないかも。竹松が遂に・・・。どんだけ良かったのかw 薄墨太夫との距離が少しずつ縮まって、というより薄墨が仕向けてる。長襦袢姿をワザと見せて。そろそろ裸?2024/02/22