光文社文庫<br> スカートのアンソロジー―朝倉かすみリクエスト!

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スカートのアンソロジー―朝倉かすみリクエスト!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334794019
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

わたしは、わたしの好きな作家たちに、わたしの決めたお題でもって小説を書いてもらったのだった。(中略)胸が高鳴り、読む喜びをぞんぶんに味わった。その喜びが分厚くなっていく。「スカート」というお題で、みんなで遊んでいる感じ。待って、楽しい。なにこれ。朝倉かすみがいちばん読みたい作家たちに「お願い」した、スカートモチーフの短編集。

著者等紹介

朝倉かすみ[アサクラカスミ]
1960年、北海道生まれ。2003年、「コマドリさんのこと」で北海道新聞文学賞を受賞。2004年、「肝、焼ける」で小説現代新人賞を受賞。2009年、『田村はまだか』で吉川英治文学新人賞を受賞。2019年、『平場の月』で山本周五郎賞を受賞

北大路公子[キタオオジキミコ]
1963年、北海道生まれ。2005年、『枕もとに靴 ああ無情の泥酔日記』で単行本デビュー

佐藤亜紀[サトウアキ]
1962年、新潟県生まれ。1991年、『バルタザールの遍歴』でデビュー。2003年、『天使』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2008年、『ミノタウロス』で吉川英治文学新人賞を受賞

佐原ひかり[サハラヒカリ]
1992年、兵庫県生まれ。2017年、「ままならないきみに」でコバルト短編小説新人賞を受賞。2019年、「きみのゆくえに愛を手を」で氷室冴子青春文学賞大賞を受賞

高山羽根子[タカヤマハネコ]
1975年、富山県生まれ。2009年、「うどん キツネつきの」で創元SF短編賞佳作。2016年、「太陽の側の島」で林芙美子文学賞大賞を受賞。2020年、「首里の馬」で芥川賞を受賞

津原泰水[ツハラヤスミ]
1964年、広島県生まれ。1989年、少女小説家としてデビュー。1997年の『妖都』から、「津原泰水」名義で作品を発表。2012年、『11』でTwitter文学賞国内部門1位

吉川トリコ[ヨシカワトリコ]
1977年、静岡県生まれ。2004年、『ねむりひめ」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞と読者賞を受賞

中島京子[ナカジマキョウコ]
1964年、東京都生まれ。2003年、『FUTON』でデビュー。2010年、『小さいおうち』で直木賞を受賞。2014年、『妻が椎茸だったころ』で泉鏡花文学賞を受賞。2015年、『かたづの!』で河合隼雄物語賞、柴田錬三郎賞を受賞、『長いお別れ』で中央公論文芸賞、日本医療小説大賞を受賞。2020年、『夢見る帝国図書館』で紫式部文学賞を受賞。2022年、『ムーンライト・イン』『やさしい猫』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞、『やさしい猫』で吉川英治文学賞を受賞

藤野可織[フジノカオリ]
1980年、京都府生まれ。2006年、『いやしい鳥』で文學界新人賞を受賞。2013年、『爪と目』で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッシュ姉

52
お目当てのキミコ先生がエッセイではなく小説だったので新鮮で興味深く、とてもとても面白かった。もっと小説も書いて欲しい。それにしてもアンソロジーのお題がスカートとは難しすぎでは。2024/08/29

さくら★もち

28
追いかけてるリクエストアンソロジーシリーズ。今回のテーマは「スカート」。表紙がレトロで可愛い♡でも内容はふわふわな可愛い物語ではなく、スカートを穿くことへの意義や、他人の好奇の目にさらされることへの理不尽さを描いたものが多かった。面白かったのはスカートが人間に牙を剥く「スカート・デンタータ」と、制服のスカートの変遷と教師の葛藤の日々「本校規定により」。気分は良くないけど印象に残ったのは、横暴すぎる架空の部族を描いた「スカートを穿いた男たち」と、過去のトラウマとママ友への見栄が息苦しい「半身」。2022/09/23

あつひめ

27
テーマに基づいて作家さんたちが切磋琢磨、工夫を凝らして話を広げていく。アンソロジーの楽しいところ。作品によっては好みも出てしまうけどそれはそれで読み手も視点を変えて読めばいいのかなと思いながら最後まで。中島さんの本校規定によりは自分の学生時代を思い出した。ロングスカートが流行りの頃制服は床に膝をつき床にスカートが触れる長さ。毎朝の風紀検査。懐かしいなぁ。あの頃はスカート丈命みたいな…なんであんなに違反しまくったのか今では笑ってしまう。そんな懐かしい気持ちを呼び起こしてくれたアンソロジー。2024/05/24

信兵衛

27
9篇中、傑作と言えるのが、佐藤亜紀「スカートを穿いた男たち-トマス・アデレイン「黒海沿岸紀行」抜粋」。 もちろん架空の紀行である訳ですが、その中で語られるのが<カーチの男たち>、スカートを穿き、髪を伸ばし、美しい馬で駆ける美丈夫の姿を自慢する一方、母親も妻もすべて下女扱いしているという部族。そんなカーチの男たちを一刀両断する商人の言葉が痛快。この篇は是非読むべし!です。2022/09/10

のぼる

12
酒を飲んでない(飲んでるかも知れんが)キミコ先生は怖い小説を書くということが、今回もよく分かった。 あとは『小さいおうち』の中島京子さん、あまり読まない芥川賞受賞作家の高山羽根子さんが良かった。2023/05/21

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