出版社内容情報
渋谷駅から二駅目のほどほど大きな街。ひと味もふた味も違う料理と人情に心温まる店、灯火亭へようこそ!
内容説明
灯火亭で働き始めて間もなく三年。城亜海は紅茶専門店を営む坂本との結婚を控え、灯火亭を旅立つことになった。その後は坂本の店を一緒に盛り立てていくつもりだ。結婚の喜びを感じつつも、店主のユウさんとの別れに寂しさと不安を隠し切れない亜海。そこに思いがけない事件が起きて―。(表題作)心づくしの季節の料理と人情に心温まる好評シリーズ第四弾。
著者等紹介
石川渓月[イシカワケイゲツ]
1957年東京都出身。早稲田大学教育学部卒業。2011年に、第14回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した『煙が目にしみる』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しんごろ
191
約二年ぶりで待望のシリーズ第四弾。今作は、ユウさんがパワーアップしてる気がする。ユウさんのひと言がピリッと山椒のように効いてるね。亜海ちゃんも頑張ってるよ。店の雰囲気は最高、常連さん達も優しくいい人ばかり。こんなアットホームな灯火亭に毎日通いたい。料理良し酒良し、とくに料理はユウさんのひと言という隠し味が、美味しい料理を更に引き立ててる。癒やしと満腹が堪能できること間違いなし。灯火亭に行く時は、空腹にして行かなきゃだね。最後に亜海ちゃん、おめでとう!そして頑張れ!2022/06/30
真理そら
56
亜海ちゃんが灯火亭を卒業するとこのシリーズも終わるのかな、でも「最終巻」ではないので期待して次を待とう。紅茶専門店と居酒屋でシリーズ分割もできそう。ユウさんがバーでカッコよく飲んでいる『黄昏の味』の雰囲気がいい。亜海ちゃんの新婚生活はドタバタしたものになりそうだけれど広告代理店でも灯火亭でもずばぬけた能力を発揮した亜海ちゃんだからきっと店も成功するはず。2024/06/06
犬養三千代
20
「しみじみ」という言葉が似合う一冊。灯火亭の主ユウさんの暖かさが心地いい。亜美ちゃんの結婚が決まってその心の揺れ不安などを描く。 お相手の家族がいい人ばかりなのはご愛敬。義理の姉の夫の倒産で二人が住むはずだったいえで三家族が同居予定。切り抜けていくだろうな。 続きあるのかなぁ!2022/09/17
mari
11
シリーズ最新作。灯火亭、私も行ってみたい! ユウさんに色々と話しを聞いてもらいたい! そんな気持ちに☺️ 亜海ちゃんの幸せをユウさん始め常連客の方々と見守りたい。続編希望です!2022/09/03
ぽんだま
8
今日がだめでも明日はいい日。そうおもわせてくれるお店があるなら暖簾をくぐりたい。2022/12/16
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