出版社内容情報
ひょんなことから十返舎一九とその娘、舞は、一家総出で江戸から駿府へ四十四里の道のりを行くことに。好評シリーズ第三弾!
内容説明
十返舎一九の娘・舞は、酒びたりで奇行を繰り返す父、一九の弟子で夫の今井尚武、葛飾北斎の娘・お栄など、奇人変人に囲まれ、その尻拭いをする日々を送っている。そんな舞たちが、ひょんなことから一九の故郷・駿府まで旅することに。これぞ本家本元「東海道中膝栗毛」。奇人変人たちの珍道中を、ユーモアと人情味たっぷりに描く、好評シリーズ第三弾!
著者等紹介
諸田玲子[モロタレイコ]
静岡県生まれ。上智大学文学部卒。外資系企業を経て、翻訳・作家活動に入る。1996年『眩惑』でデビュー。2003年『其の一日』で第24回吉川英治文学新人賞受賞。’07年『奸婦にあらず』で第26回新田次郎文学賞を受賞。骨太の歴史小説から人情味あふれる時代物まで、幅広い作風で人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えりまき
19
2022(94)シリーズ第3弾。一九の故郷で、長男の市次郎が住む駿府までの珍道中。尚武と結婚した舞。相変わらずのドタバタ劇。いつものおまじない、「奇人、気まぐれ、きりきり舞い…」!さらっと楽しめました 2022/04/17
kmzwrs5781
2
あの一家プラス奇人変人の旅の結末とは。大人しくつまらない旅程で終わるわけがない、期待を裏切らない彼らの旅に注目2024/09/21
Akiko Nakano
1
いろいろ伏線はありますが、十返舎一九の娘の舞と北斎の娘のお栄、鬼才の子として生まれた2人の友情物語として読むと面白いです。第4弾があるようですね。2024/05/28
なんてひだ
1
おーい。はほぼ同居してる、あさいまかての人物像は舞に近い気がするけど、ずーっと奇人なんだよ。旅は道連れとあるからと思っていたが、5人旅が始まる。一九が書いた様な旅するのかなぁそれは面白いなぁと思いきや竹筒の酒を飲んで日本橋からずーっと酔っぱらい、帰りも酔っぱらい、伊勢参りも舞さえも、下僕が飲むのかいってかいってツッコミたくなる。50両も呑むかねというか、どの場面も酔っぱらい、旦那さん要所要所で良い仕事するけども、なんで舞は結婚したのか。お姫様も漫才編も面白いけどね
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1
一九さん、大酒飲んで大盤振る舞いのワンパターンですが、今回は一家総出で東海道を歩きます。舞が段々奇人変人に染まっていく…。2022/03/04