出版社内容情報
仙蔵と杢之助は、協力して野鼠の矢六の正体を暴こうとするが、杢之助は仙蔵が火盗改めの密偵ではないかと疑い始め――。
内容説明
泉岳寺門前町の木戸番杢之助を、古着を商う参左という男が訪う。ながれ大工の仙蔵から、内藤新宿で駆け落ちの男女の亡骸が見つかったこと、この殺しには古着商いが関わっていることを聞いた杢之助は、参左のことが気になる。古着商いを追い、門前町に杢之助を知る両国の岡っ引まで現れ、一触即発!謎の参左の正体と、思いがけぬ結末とは。好評シリーズ第三弾。
著者等紹介
喜安幸夫[キヤスユキオ]
1944年生まれ。兵庫県姫路市出身。’98年『台湾の歴史』で第7回日本文芸家クラブノンフィクション賞受賞。2001年『はだしの小源太』『身代わり忠義』などで第30回池内祥三文学奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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