感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
18
両親と疎遠になっている奈良は金銭を介する疑似親子関係を離婚歴のある灰田に依頼する関係。二人で遊んでいる時の表情がそれぞれ楽しそうで、疑似でもいいじゃんと思ってしまう。でも個人的には親は越えていくもので離れていくものだと思っているから、歪さを感じざるを得ない。冷たいようだけど、子供時代に得られなかった関係を大人になってから得ようとしても完璧に満たされることはないんだろうなあと思ってしまった。2020/05/29
まふぃん
14
初作家さん。最後はどう解釈したらいいのかな? 続きはないんだよね?! 非BLの世界もいい。
緋莢
12
SEの奈良春樹は、初めてのプロジェクトリーダーを任されるも、クライアント、上司、後輩から勝手なことばかりを言われて、疲弊していた。そんな時、“パパ”と食事をして、悩みを聴いて貰う事で、だいぶ楽になっていた。が、その“パパ”は「赤の他人にお金を払って」なってもらったもので…誰彼構わず“パパ”になってもらっている訳ではなく、駅で気分が悪くなっているところを助けて貰った灰田克美にだけですが(続く2020/12/06
mo mari
3
緒川さんの作品が好きだったのでこちらも購入。 とてもいい作品だった。親子の愛情は無条件で無償のもの、だからこそ複雑なんだと改めて考えさせられた。 この先恋人の愛に発展したとしても、多分お互い言わないんじゃないかと思う。親子でもない、恋人でもない、でもお互いにとって大切な人だと言うことは変わらない…こういう関係性がとても好きです。2020/06/11
りりあん
2
☆☆☆☆☆2023/02/19