出版社内容情報
医療精密機器メーカー・アカべックの社員たちは罠にはめられた社長を助け出すため、前代未聞の作戦を立てる。令和版忠臣蔵企業小説。
内容説明
医療精密機器メーカー・アカベックは、独特の経営方針で社員からの信頼も厚い優良企業。だが、同社の若き四代目社長がODA案件参加を巡り、ライバル社の陰湿な妨害工作の末、海外出張中に身に覚えのない容疑で逮捕されてしまう。社員たちは、罠にはめられた社長を助け出し、会社を守るために、それぞれの得意分野を活かした前代未聞の作戦を立てる…。
著者等紹介
建倉圭介[タテクラケイスケ]
1952年生まれ。1997年『クラッカー』で第17回横溝正史賞(現・横溝正史ミステリ大賞)佳作入選し、デビュー。2006年に刊行した『デッドライン』が「このミステリーがすごい!」でベストテンにランクイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蝉の一生
4
現代版忠臣蔵です。内匠頭役のオーナー社長の扱いや秘書の活躍など、原作とは変えてある部分はあるものの、ストーリーや配役など概ね合わせてあり、原作を知っていれば、より楽しめますし、知らなくとも十分に楽しめます。現代においては、「お取り潰し」となった「アカベック」のような会社でないと成り立たなかったストーリーでしょうが、このような会社に勤めてみたいものです。2023/06/11
アジャ
3
初読み作家さんの現代版忠臣蔵。忠臣蔵のエッセンスを巧みに、現代の企業ものに置き換えていて、ああ、あの事だなど思いながら楽しく読了。討ち入りがどうなるのかと心配したが、この手があったか、そして女性や、SNSも活躍する痛快な討ち入りに満足。 2024/03/29
gun56
2
外国で罠にはめられ逮捕された社長と会社を助けるために、社員が団結して汚名をはらすストーリー。タイトルにあるように、忠臣蔵をモチーフに作られてるけど、討ち入りにあたる敵陣乗り込みの方法はなかなか突拍子がない。とは言えそれが小説としての面白さやし、日本人好みの展開で、じゅうぶん楽しめた。2022/02/09
小林康祐
1
良い意味で淡々としていて読みやすかった。もう少しハラハラドキドキする場面があるとよかった。 2024/09/12
miyamo
1
◎2024/02/23
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