出版社内容情報
迫力の剣戟と人情溢れる人気のシリーズ第七弾!
内容説明
滅びゆく武芸の流派を調べる公儀武芸帖編纂所。編纂方の水軒三右衛門は、かつての相弟子・和平剣造から“まだ見ぬ娘”のことを託された。探し回ったところ、娘は剣術の女道場主となっていた。小太刀の遣い手の女道場主に、三右衛門から話を聞いた編纂所頭取の新宮鷹之介も心を配る。しかし、その道場に黒い影が忍び寄っていた―。落涙必至のシリーズ、第八弾。
著者等紹介
岡本さとる[オカモトサトル]
1961年、大阪市生まれ。立命館大学卒業後、松竹入社。松竹株式会社90周年記念新作歌舞伎脚本懸賞に『浪華騒擾記』が入選。以後、演劇制作や舞台の脚本、『水戸黄門』等のテレビ脚本を数多く手掛ける。2010年、『取次屋栄三』で小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
74
若鷹武芸帖「相弟子」8巻。滅びゆく武芸の流派を調べる公儀武芸編纂所、編纂方の水軒三右衛門さん、かっての相弟子であった和平剣造から死の間際に、娘のこと頼まれる。探し出した娘は剣術の女道場主・・・まさかの三右衛門さんと女道場主の登世さんとの恋に進展するとはビックリですね。 2021/10/02
やま
74
50才に近い三右衛門の恋が実るか…。公儀武芸帖編纂所頭取を務める旗本・新宮鷹之介の活躍を描いた物語です。編纂所の編纂方・水軒三右衛門は、15年前大和柳生の庄での相弟子・和平剣造が死のみぎり、一度も会ったことがない娘に想いを残しているのを知った。編纂所頭取の鷹之介は、剣造の娘・遠藤登世を探し出し。三右衛門は、剣造の剣を登世に授けます。登世は、祖父、母が残した気炎流小太刀術で、町場の女たちを門弟として看板も出さず、小さな町道場を営み9才の錬太郎を育てています。字の大きさは…中。🌿続く→2021/07/12
ドナルド@灯れ松明の火
14
今回の対象は「小太刀」。プロットが絶妙だった。三右衛門の心理描写が上手い。恋が成就すと思ったが・・・ お薦め2021/07/18
ekoeko
3
8巻。水軒三右衛門は相弟子・和平剣造の死に際、娘のことを頼まれ剣術の女道場主・小太刀の遣い手・登世を探し出し編纂所の仕事として通うようになるが・・・まさかの恋物語。2021/07/10
犀門
3
No.079★★★★★切ない、実に切ないねぇ 三右衛門さん…😂。2021/07/12