内容説明
超能力、心霊、占い、予言、奇跡、UFO、UMA、超古代文明、古史古伝、都市伝説…昭和と平成のオカルトを検証し、真相に迫る!
目次
第1章 後世に影響を与えたオカルトの源流(人々の願望を飲み込み、様々な素材を取り込んだ『竹内文書』(長山靖生)
日猶同祖論の誕生と系譜(藤野七穂) ほか)
第2章 昭和・平成のオカルトブームを振り返る(昭和・平成の代に現れたUMAたち(横山雅司)
超古代文明と失われた大陸ブーム(藤野七穂) ほか)
第3章 昭和・平成のオカルト事件(大本事件―終末論を唱えた大本は徹底的に弾圧された(長山靖生)
「水からガソリン」と「日本的製鉄法」―戦前戦中の日本を騒がせた二大ニセ科学事件(山本弘) ほか)
第4章 昭和・平成のオカルトを検証し、論じる(超能力捜査番組はなぜ続いたのか(本城達也)
白装束のキャラバン隊を組み、騒動を巻き起こしたパナウェーブ研究所(蒲田典弘) ほか)
第5章 昭和・平成のオカルトを彩ったテレビ番組、漫画・雑誌、出版社、オカルト研究会・人物伝(昭和・平成のオカルト番組(本城達也)
昭和・平成のオカルトを彩った漫画(新田五郎) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
53
昭和以来のオカルト関係を、あらゆる分野で文字通りに振り返った、浩瀚な総集編。ASIOSとしては珍しく、真相を明るみに出すスタイルではなく、歴史としての視点からの研究に徹している。TVのオカルト番組のまとまった資料は貴重。出版社や雑誌メディアを網羅して分析を加えている章は、相互のつながりも理解できるすごい労作。細かい点で新情報が得られるのもうれしい。2019/07/04
おおにし
25
今思えば私の青春時代はオカルトと隣り合わせであった。なのでこの本で紹介されているオカルトブームや人物など大半は知っておりとても懐かしい。かなり幅広く情報が収集されているが、UFO関連でオイカイワタチ渡辺大起氏の名前が載っていないのは残念。生体エネルギー研究所の井村浩次さんについて詳しい紹介記事があるのはファンとしてうれしかった。2021/11/30
テツ
19
昭和から平成にかけての(ムーに掲載されるような)オカルト話を網羅し纏めた一冊。信じる信じないはさておきその手のお話が大好きなのて楽しく読めました。SNSなんて存在しない時代だからこそ生まれたものも、噂として口伝てで広まるものも、時代を感じさせるよなあ。人知の及ばぬ領域への畏れとほのかな憧れは消えることはないだろうけれど、それを真っ当に楽しむための知識は無くさないようにして生きていたいなと思います。オウムの事件などを思い返しながら。2021/01/19
garth
15
「筆者自身、13年に大川総裁から守護霊を呼び出され霊言として発表されたが」ある意味誉れだな。裏山。2020/02/28
うみ
13
懐かしさオンパレード。そうだそうだ、あったあった、これこれ。なんて何度も思いながら読んだ。けっこうなボリュームで、でも飽きずに読めてしまう。ASIOSさんさすがやなあ。巻末のオカルト年表が圧巻だった。2023/10/29
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