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内容説明
自己啓発本が悪いとは思っていない。(中略)ただし、自己啓発本が耳当たりの好い言葉を使いがちなため、多くの人が『気持ち良くなって終わり』という間違った読み方をしているのだ。本書は『自己啓発本の読み方』を、実際にベストセラーを作ってきた編集者が説明するもの。著者がたどり着いた極意とは?
目次
第1章 「すごい人」にはなれない現実
第2章 「不安情報社会」の闇
第3章 自分の人生を手に入れる「キャラクター」のつくり方
第4章 落ちて落ちて「ゼロ」になれ!
第5章 「言葉」と「お金」をコントロールしろ!
第6章 「死」という同伴者とともに生きろ!
著者等紹介
長倉顕太[ナガクラケンタ]
作家・プロデューサー・編集者。1973年、東京生まれ。学習院大学卒業後、職を転々としたあと28歳の時に出版社に転職し、編集者としてベストセラーを連発。今までに企画・編集した本の累計部数は1100万部を超える。現在はコンテンツのプロデュースやこれらを活用したマーケティング、2拠点(ホノルル/サンフランシスコ)生活の経験を活かしたビジネスのオンライン化/テレワーク化のコンサルティング、海外での子育ての経験(とくにギフテッド教育に詳しい)から教育事業などに携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒頭巾ちゃん
3
▼不安を煽って儲けようとする人ばかりなので、目の前のことだけに集中する▼感じる力を取り戻す。自己啓発をそのまま受け入れない▼好きな人のためにしか頑張れない。好きな人としか仕事をしない▼自ら考え問いを立てる。感情から始まる▼本当に生きるためには何回か死ぬかの落ちるかしないとだめ▼自分のスタイルをもつ。他人の価値観に縛られない▼戰う勝てる場所を決める▼自分のスタイルは情報発信▼言葉をコントロールする人が、人生をコントロールする▼言葉の訓練は書くこと▼お金を尺度で世の中を見ない2022/12/24
しゅー
3
★★『ファスト教養』と併読したので面白かった。どちらの本も、いわゆる「自己啓発」に関するメディアをメタな視点で語っている。『ファスト教養』が「自己責任」と「スキルアップ」そして「公共との乖離」をキーワードに、文化や社会のあり方にまで話を広げるのに対して、本書の射程はそこまで長くない(目指す方向が違うというべきか)。自己啓発本の分析からスタートして、われわれ凡人がどういう戦略を取って生きるべきかに話を移す。どちらの本にも共通するのは、自己啓発というものが現代人の不安を食い物にしたビジネスであるということだ。2022/11/02
ちょゆき
1
長倉さんの過去の本の要約版のような本でさくっと読める。 人は幼い頃からの環境(強い言葉で言うと洗脳)で、他人の敷いたレールで生きている。大人になっても他人のルールの下で誰かの目標や夢を叶えるために生きている。 そして日本は生命の危機を感じることが少ないので、リアルに「生」と「死」を感じることが少ない。だから多くの不安情報に翻弄されてしまう。 自分の人生を自分の人生として味わい尽くしたいのであれば、自分が持つ特性と自分が置かれた環境を理解してきちんとした戦略を打てば成功に繋がる。それが自分の成功法則となる。2025/03/22
Janjelijohn
1
一度平積みされた本書の前を通りすぎたが、やっぱり気になったので手に取ってみた。 著者は編集者で自己啓発本をプロデュースするなかで多くの人と接してきたが、自己啓発本を読んでいる人ほど成功している人は少ないという印象を受けたそう。 この本にはその原因が書かれている。 シンプルでもできない事、出来ない思考を量産する答え合わせを重視する教育など色々な事実が明かされている。 成功するには価値観を一度全部捨てること、死を記憶する事、そのくらいの覚悟が必要との事。 自分としては、何事にも疑問をもち続けようと思った。2022/11/23
Kotaro Inoue
0
いまひとつ2022/10/27
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