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光文社知恵の森文庫
美女たちの西洋美術史―肖像画は語る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334787769
  • NDC分類 723.3
  • Cコード C0171

出版社内容情報

一枚の肖像画から浮かび上がる美女たちの運命。ヨーロッパの王侯貴族を中心に語る15章の西洋美術小史。オールカラー!

内容説明

「人類の歴史は、愛や欲望によって大きく動かされてきました。そして同じことが、西洋美術における肖像画の発展にもいえます。肖像画も、愛と欲望の産物なのです」(「序章」より)。肖像画に描かれた麗人たちの華やかな笑顔の裏には何が?1枚の絵画にミステリーのように浮かび上がる彼女たちの運命、愛憎と性、悲喜劇を読み解いていく。

目次

美術史の中の肖像画
マリー・ド・ブルゴーニュ―ハプスブルク家の繁栄を築いた美女
イザベッラ・デステ―ルネサンスの熱狂を生きた美女
アニエス・ソレル―聖母になぞらえられた公式寵姫
ディアーヌ・ド・ポワティエ―苦境に屈しない永遠の美
アン・ブーリン―野心で愛を勝ち取り、処刑された悲劇の王妃
エリザベス1世―王国の偶像となり、国家と運命を共にした女王
メアリー・スチュアート―女として生きた「女王」
ガブリエル・デストレ―王と国家に尽くした寵姫の鑑
マリー・ド・メディシス―尊大な自我の運命
ヘンリエッタ・マリア―プロテスタントと結婚したカトリックの姫君
マルガリータ王女―天才が描き出した落日の王族
ポンパドゥール夫人―ロココの「女王」の華やかな戦い
マリー・アントワネット―国民に憎悪された王妃
ヴィンターハルターの描いた貴婦人たち―肖像画の落日
ジャックリーン・ケネディ・オナシス―アメリカの偶像

著者等紹介

木村泰司[キムラタイジ]
1966年生まれ。西洋美術史家。カリフォルニア大学バークレー校で美術史学士号を取得後、ロンドンのサザビーズ美術教養講座にてWorks of Art修了。楽しみつつ知的好奇心を満たち「エンターテインメントとしての西洋美術史」を目指し、さまざまな講演会やセミナー、イベント、執筆などで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaya

14
とても面白くて、一気読みでした。ルネサンスから20世紀まで西洋絵画で描かれてきた実在の女性たちの人生について書かれています。彼女たちの肖像画は、そのドラマチックな人生を知った後では、俄然興味深いものに見えてきます。美術と歴史に興味のある方には、おススメできます2022/05/31

ちみ

10
★★★☆☆ ばたばたが終わってひと段落。久々の読書が幸せ!!!再開の一冊。それぞれの美女の生涯を絵画と共に解説。深くは書いてないのでさらっと読みに良い。歴史の深みは中野京子さんの方が分かりやすい。絵が綺麗!2019/11/02

takakomama

3
エリザベス1世、ポンパドゥール夫人など15人の美女の肖像画と生涯の紹介。王族だったゆえに、美貌のゆえに、歴史に翻弄された劇的な人生。文庫本で再読。2023/01/07

kumoi

2
肖像画に描かれている王女たちは美しい。しかし、彼女たちの人生は順風満帆とは言い難いものだった。近代における女性の地位は低く、庇護者である夫や家族がいなければ無力な存在であった。権力者の寵愛を受けるべく、周囲の機嫌を窺ったり、時には姑息な手を使いながらも必死に生きようとしていた。せめて肖像画の中だけでも、美しく優雅にありたかったのかもしれない。2022/01/15

kaz

0
個々のエピソードは確かに面白いが、馴染みのない名前が多数出てくるため、それぞれの関係がすぐに混乱してしまう。また、著者が知っていることをできるだけ盛り込もうとしているため、説明が回りくどく、わかりにくさに拍車をかけている。せっかくの材料がもったいない。図書館の内容紹介は『西洋美術史を華やかに彩った麗人たちの肖像画。その笑顔の裏には何が? 画家が描き出そうとしたものとは? 1枚の絵画にミステリーのように浮かび上がる彼女たちの運命、愛憎と性、悲喜劇を読み解く』。 2021/06/19

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