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出版社内容情報
中山康樹[ナカヤマ ヤスキ]
内容説明
ディランは「難解」ではない!10枚のアルバムをひもとくだけで“聴きかた”がわかる!ディランを知るための最短ルートを教えます。
目次
第1章 ディランを解く(ディランの不思議;ディランは歌手である)
第2章 ディランを聴くまえに(ディランを聴こう;アルバムにみるディランの特長;不要なアルバムこの10枚;ディランはすべてがディランであり、断片もまたディランである)
第3章 ディランを聴く(ディラン必聴の10枚;ディランは「聴くもの」ではなく「感じるもの」である)
第4章 ディランを知る 復習編(ディランにまつわる伝説のあれこれ;真実は音楽のなかにしかない)
著者等紹介
中山康樹[ナカヤマヤスキ]
1952年生まれ。音楽評論家。2015年1月28日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
訪問者
4
中山康樹さんの書く本は、いつも大変面白い。対象への独特の愛が、独特の表現となって表れている。ボブ・ディランもまた一通り聞いてみたいものだ。2019/02/14
マーク
3
34 ヒット曲もなく売れないディランが偉いのか? ディランは歌手!だから歌いたい!これが本質。芸術家、詩人というより歌手!どのようにでも、いかなるアレンジでも上手く歌える歌手。坪内祐三 ●ザバーズ ディランを歌う ●ディランは天才、何も考えていない=考える必要がない、天才だから 【必聴10 1インフィデル 2激しい雨 3ストリートリーガル 4リアルライブ 5ブリンギングバックホーム 6ROYAL Albertホール 7血の轍 8ブロンドオンブロンド 9武道館 10ブートレックシリーズ1-3 2022/05/14
hr
1
中山康樹氏の著作はいつも、読み始めてすぐは「ハズレかな」と思ってしまうのだが、意外な切り口からの提案に結局引っ張り回され、心地よくなってきたあたりで突然に背中をポンと押されて「あとはご随意に」といった風に独り放り出されるのがよい。今度もか。ディランの聴き始め方の提案としては目から鱗。自分の体験だと、クレイダーマンで聴いたガーシュウィンのおかげで「ラプソディ・イン・ブルー」の無骨な一面に気付けたあの感じでしょうか(意味不明)。それにしても中山氏が亡くなっていることが未だに信じられない。2017/05/16
Yuichi Nakamura
0
ボブディランを聴くための10枚のアルバムが紹介されている。聴く順番、聴き方も含めて。正確に言えば予習として聴くべきアルバムも紹介されている。 著者の独断とは思うものの、このアプローチを試してみようと思う。2021/07/11
tree
0
ボブディランは気ままに歌っているだけなのに、過度に神格化する連中のせいで遠ざけられている。 日本人に洋楽の詩なんて完璧に理解出来っこないんだから耳が聴くに任せろ。 とそんな自論が書いてある。 初心者にボブディラン のキャリアとか代表曲を解説する本では無い。何も考えてないと言いつつ、神秘的なイメージを自分でプロデュースしているとは?2019/08/05