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出版社内容情報
中山康樹[ナカヤマ ヤスキ]
内容説明
ディランは「難解」ではない!10枚のアルバムをひもとくだけで“聴きかた”がわかる!ディランを知るための最短ルートを教えます。
目次
第1章 ディランを解く(ディランの不思議;ディランは歌手である)
第2章 ディランを聴くまえに(ディランを聴こう;アルバムにみるディランの特長;不要なアルバムこの10枚;ディランはすべてがディランであり、断片もまたディランである)
第3章 ディランを聴く(ディラン必聴の10枚;ディランは「聴くもの」ではなく「感じるもの」である)
第4章 ディランを知る 復習編(ディランにまつわる伝説のあれこれ;真実は音楽のなかにしかない)
著者等紹介
中山康樹[ナカヤマヤスキ]
1952年生まれ。音楽評論家。2015年1月28日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Roko
25
アルバムジャケットのデザインは変なのばっかりだから、ジャケ買いは無理! と断言してしまっていたり、彼の歌がわかるにはある程度時間がかかるとか、最初に聞くべきアルバムは本人のものではなく、「ザ・バーズ、ディランを歌う」だというし、ディランを理解するのには手間がかかりそうです(笑)そのあたりを、この本では実に丁寧に説明してくれています。「ボブ・ディラン=よくわからない」という構図は、実は本人が作り出したイメージなんじゃないかという推理も面白いです。2025/05/03
訪問者
4
中山康樹さんの書く本は、いつも大変面白い。対象への独特の愛が、独特の表現となって表れている。ボブ・ディランもまた一通り聞いてみたいものだ。2019/02/14
マーク
3
34 ヒット曲もなく売れないディランが偉いのか? ディランは歌手!だから歌いたい!これが本質。芸術家、詩人というより歌手!どのようにでも、いかなるアレンジでも上手く歌える歌手。坪内祐三 ●ザバーズ ディランを歌う ●ディランは天才、何も考えていない=考える必要がない、天才だから 【必聴10 1インフィデル 2激しい雨 3ストリートリーガル 4リアルライブ 5ブリンギングバックホーム 6ROYAL Albertホール 7血の轍 8ブロンドオンブロンド 9武道館 10ブートレックシリーズ1-3 2022/05/14
hr
1
中山康樹氏の著作はいつも、読み始めてすぐは「ハズレかな」と思ってしまうのだが、意外な切り口からの提案に結局引っ張り回され、心地よくなってきたあたりで突然に背中をポンと押されて「あとはご随意に」といった風に独り放り出されるのがよい。今度もか。ディランの聴き始め方の提案としては目から鱗。自分の体験だと、クレイダーマンで聴いたガーシュウィンのおかげで「ラプソディ・イン・ブルー」の無骨な一面に気付けたあの感じでしょうか(意味不明)。それにしても中山氏が亡くなっていることが未だに信じられない。2017/05/16
Yuichi Nakamura
0
ボブディランを聴くための10枚のアルバムが紹介されている。聴く順番、聴き方も含めて。正確に言えば予習として聴くべきアルバムも紹介されている。 著者の独断とは思うものの、このアプローチを試してみようと思う。2021/07/11