出版社内容情報
十七歳で最愛の夫を亡くしたイネ曰く「死んでも魂はそばにいるの」。そのうちイネのお腹が膨らみ始め――。謎と笑いあふれる第六弾。
野口 卓[ノグチ タク]
内容説明
嫁いで半年で最愛の夫を亡くし、17歳で後家になったイネ。「死んでも魂は離れない。いつも見守っているからね」という夫の言葉が、いまも忘れられない。ある時イネのお腹が、ふっくらと膨らんできて…。しみじみ可笑しい話から奇想天外な江戸のおとぎ話まで、多種多様な5篇。鏡磨ぎ師・梟助さんが大活躍のシリーズ第6弾!
著者等紹介
野口卓[ノグチタク]
1944年、徳島生まれ。1993年、一人芝居「風の民」で第3回菊池寛ドラマ賞を受賞。2011年「軍鶏侍」で時代小説デビュー。書き下ろしの同作は、歴史時代作家クラブ新人賞を受賞するなど、圧倒的な評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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