出版社内容情報
名門男子校に通い続けるアイルに、気になる上級生が現れた。しかし旧図書館で彼と語らっていた（？）その矢先、目の前の壁が崩れ、白骨死体が出現！ お目付役の制止を振り切り、真相解明に乗り出すアイルだが――？
内容説明
１９世紀英国―エリックになりすまし、名門男子校に転入したお嬢様アイル。男子として振る舞っているが、理想の男性“父親”に似た先輩ケネスのことが気になっていて…。さっそく旧図書館を根城に発明に勤しむ彼の手伝いを申し出たアイルだが、逆に発明品を暴走させてしまう。そして崩壊した壁から現れたのは…白骨死体！？お目付役のウィルの制止も振り切り、真相解明に乗り出すアイル。一方、アイルの恋心を知ったデレクは妙に不機嫌で―。アイルの事件と恋の行方はどうなる？
著者等紹介
橘香いくの［タチバナイクノ］
１９９５年『嘘つきな天使たち』（集英社コバルト文庫）でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ダージリン
22
表紙はトビーとビングリーにしてもいいんじゃないかと思うぐらい、友情してました（笑）。アイルは相変わらず騒ぎを起こす天才なんで、トビーはほんとに付き合いが良い～。事件がスピーディで面白かったですが、恋のお話はまだ予感めいたものなので、次かな？2015/04/18
よっしー
15
相変わらず色々な厄介事に首を突っ込んでいるな～。けれど、前作と違って呆れながらも支えてくれる友人が増えているようで何より‼ デレクの文句を言いながらも紳士な部分が個人的に可愛いなぁと思っていました(笑 とりあえず…ウィルの苦労はこれからも続いて行くんだろうなぁ。2015/10/06
shizuca
12
登場人物が多いのにすらすら読める不思議。そして、回遊魚のごとく落ち着かずに事件を見つけて首を突っ込むアイルにデレクではないですが、落ち着け！と言いたくなる二巻。アイル、恋愛面でまったくといっていいほど進展がないんですが……。デレクとウィルも出番が少なくて、すべてジョン・スミスとエリザベスがもっていった感があります。この後新刊がでていないので、打ちきりかなぁ。うーん。恋愛からめないで、問題おこしまくるアイルの話になったら話が進展しなさそうだし、恋愛からめるにしてもアイルもウィルもデレクも自らグイグイいくタイ2016/08/12
プリムローズ
7
どう考えてもお馬鹿にしか見えないヒロインが、男性陣の目には「賢い」「聡明」「度胸がある」とべた褒めされているのに激しく違和感。なぜこれがもてるのだろう、と思ってしまった段階で駄目かも。もう少し成長してほしいなあ。2017/03/18
今日子
7
現代人としては主人公の主張には賛成したいところではありますが、その行動には首を傾げなくてはいけないところは相変わらずです。そういう所が世間知らずのお姫様らしいというか...。もっと成熟してほしいですし、今のままではどのヒーローも役不足な感があります。2016/08/31
