光文社知恵の森文庫
変と乱の日本史―歴史を変えた18の政変とクーデター

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334787141
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0121

出版社内容情報



河合敦[カワイ アツシ]

内容説明

日本史に強い作用を与えたのは大規模な武力衝突だけではない。ほとんど武力を行使しない政変や内乱、クーデターが歴史を動かすことも多いのだ。乙巳の変(大化の改新)から始まり歴史を揺るがせた18の政変、クーデターを人気歴史作家が分かりやすく解説。教科書の定説だけに囚われない多角的な視点で歴史の舞台裏を描き出す。文庫書下ろし。

目次

「大化の改新」はどこまでが真実なのか―乙巳の変
エリートだった長屋王が藤原氏に抹殺された―長屋王の変
平安京遷都を導いたのは「怨霊」だった―藤原種継暗殺事件
天下公認の不倫が、歴史を動かす政変に発展―薬子の変
最大のライバルの自滅により栄華を手にした藤原道長―長徳の変
平氏打倒の陰謀は平清盛が仕掛けた罠だった?―鹿ヶ谷の陰謀
政変を利用して権力を維持し続けた北条氏―摂家将軍・宮将軍
クジ引き将軍・足利義教のあっけない最後―嘉吉の変
なぜ明智光秀は謀反を起こしたのか―本能寺の変
豊臣政権を崩壊させた秀吉の跡継ぎ問題―豊臣秀次謀反事件
倒幕を企んだ由井正雪の背後に黒幕あり?―慶安の変
江戸幕府を延命させたクーデター―八月十八日の政変
明治維新以上に「革命的」な政策だった―廃藩置県
征韓論で権力闘争に敗れた西郷隆盛―明治六年の政変
仕掛けた大隈より一枚上手だった伊藤博文―明治十四年の政変
国民運動が初めて時の内閣を打倒した―大正政変
首相暗殺というテロリズムを国民が支持した―五・一五事件
大日本帝国の崩壊の遠因となったクーデター―二・二六事件

著者等紹介

河合敦[カワイアツシ]
1965年、東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(日本史専攻)。多摩大学客員教授、早稲田大学非常勤講師。テレビ出演も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。