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出版社内容情報
所澤秀樹[ショザワ ヒデキ]
内容説明
例えばJR中央線と地下鉄東西線、東急線と地下鉄副都心線、阪急線と地下鉄堺筋線…など、いつも何気なく乗っている相互直通運転の路線。しかし、その会社間の取り決めは実に複雑怪奇であって、その上で見事な連携プレーが行われているのだ。車両の貸し借りや清算方法、共同使用駅の管理など、“相直”にまつわる「知られざるカラクリ」を大公開!
目次
序幕 東青森駅の変なゴミ箱―「はしがき」にかえて
第1幕 複雑だが巧みなる直通運転(地下鉄絡みの相互直通運転に見る奇妙な現象;直通運転はなぜ生まれたのか)
第2幕 規則だらけの直通運転(直通運転の掟;直通運転から生まれる切っても切れぬ仲)
第3幕 政治が複雑にさせる鉄道会社間の関係(JR旅客鉄道各社の関係;似て非なる直通運転と線路の共用;さらに政治がややこしくする鉄道会社間の関係)
第4幕 鉄道会社間の駅共同使用の妙(ひとつの駅に2社以上が同居する共同使用駅;共同使用駅のタイプ別分類;他社の業務にも精を出す共同使用駅の駅員)
著者等紹介
所澤秀樹[ショザワヒデキ]
1960年、東京都生まれ。交通史・文化研究家。旅行作家。日本工業大学卒業。中学生の頃より一人旅で諸国を巡り、浮き世の表裏を見据える目を養う。『鉄道会社はややこしい―「相互直通運転」の知られざるカラクリに迫る!』で第38回交通図書賞(一般部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mft
5
雑学2017/06/13
あっくん
4
棚卸し。鉄道マニアでもないのになぜ買って読んだのか思い出せない。地域性に根ざして独自発展した社会インフラとしての側面が強い鉄道が、相互乗り入れを行い一つの生態系になることの困難さを知った。競争優位性を築くために独自規格に走る時代は、ソフトウェア優位の現代では終焉している。
ゆうへい
2
都営浅草線は、直通路線が何本もあって複雑だと思います。特に、いろんな路線の事情が知れて良かったです。
MRNCON
2
鉄道雑学好きにはたまらん2016/10/19
かぽかぽ
2
ためになったという印象。2016/11/10