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内容説明
「今を生きる」をテーマにした講演活動は三百ヵ所に及んでいます。全国で出会った人々、一人ひとりの笑顔が忘れられません。そんな中に運命の出会いとも言える男の子がいました。流氷の町に住む「大ちゃん」、それは天使のような男の子でした。心臓と手と頭に障がいを持ちながら、精一杯生き抜いて、大空に昇っていきました。
目次
文庫版の出版にあたって 「典子44歳いま、伝えたい」、初版の刊行から六年
はじめに
生まれてきた日
幼少期
小学生
思春期
就職
映画「典子は、今」
結婚
子育て
ファミリー
スマイルビー
飲む、食べる
よく尋ねられること
今を大切に生きる
著者等紹介
白井のり子[シライノリコ]
1962年1月、熊本県熊本市で、両腕を失ったサリドマイド児として生まれる。’66年、「女性自身」の記事がきっかけで、典子ちゃんの存在がマスコミの注目するところとなる。’80年に熊本市役所に就職。翌’81年、彼女が主演した映画「典子は、今」(松山善三監督)は、当時皇太子だった天皇陛下と美智子様もご覧になるという空前の大ヒットになり、全国から寄せられた手紙は1カ月3万通にものぼり、一躍時の人に。’83年に結婚し、翌年長女、’95年に長男を出産(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちばと~る
14
80年代初頭に社会問題だったサリドマイド障害児。映画『典子は今』に出演されていた典子さんが50歳を迎えるのを機に刊行された一冊。障害や苦労があっても前向きに生きることの素晴らしさを教えてくれる良書です。ご長女の出産時に五体満足であることを確認された件は、男である僕でも泣けました。女性は是非とも読んだほうがいいですよ!他にも生きるためのヒント満載です。素晴らしい!!2012/04/01
ただぞぅ
10
26年勤めた市役所を退職し、講演会活動を始めた著者。全国行脚する日々のなか両手と心臓に障害を持つ2歳の男の子との交流が描かれている。前作「典子44歳いま、伝えたい 」から内容はほぼ同じ。きっかけは一通のメール。「ホルトオーラム症候群」という疾患をもつ大ちゃんは外見はサリドマイド児と似ている。メールのやり取りが始まり、ついにある講演で対面を果たす。冒頭で紹介されており充実した様子が伺えるがあとは流し読み。様々な講演活動で感じたことをもっと書いてほしかった。2024/02/02
hisakodosu
2
今を大切に生きるが伝えたいことの集約だと思う。経済的な安定より今を楽しく生きるために市役所をやめて講演活動しょうと決意され全国の居酒屋?を回っておられる。映画以来どうしておられるか忘れていたが、人柄察知能力に長けてらっしゃるらしく、いい人達に恵まれ元気に活動されてることに元気をもらう。2012/04/13
おちょま
1
44歳のと一緒に借りたけど、同じ本でした。(!)2020/12/01
スリカータ
0
44歳に執筆したエッセイに加筆して文庫化された本。講演活動で出会った人が出てきます。2013/02/10
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