知恵の森文庫
献立帳

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  • サイズ 文庫判/ページ数 294p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334783655
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0195

内容説明

春にほんのり薫る桜御飯、素材そのものを生かした夏の冷やむぎ、時間をかけてことこと煮る豆…。しみじみと味わい深い文章から、素材を生かし、心を込めて作ることの大切さが伝わってくる。裏千家家元、魯山人など、多くの人との出会いを通して培った料理哲学と、料理人としての人生も余すところなく綴られた名著の完全復刻版。

目次

春夏秋冬
美味探究
東と西
京洛点描
拝謝回想
食器考
味めぐり
人生は旅

著者等紹介

辻嘉一[ツジカイチ]
明治40年、京都に生まれる。茶懐石料理の老舗「辻留」の2代目。初代が茶道裏千家の料理専属として看板を掲げ、京都にて出張専門の料理店というスタイルを確立したのが始まり。14歳より包丁を握り、以降、東京にも進出。銀座、赤坂などで店を切り盛りするかたわら、日本料理研究家として後進の指導にあたった。著書は80冊以上に及ぶ。昭和56年に食生活文化功労賞、昭和63年に勲四等瑞宝章を受ける。同年、没。享年81
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感想・レビュー

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夏野菜

3
辻留の二代目、昭和30年代頃の随筆。『一品料理の美味しさと、数品以上から成り立つコース料理の美味しさとには、おのずから差異があることは当然ですが、コース料理のおいしさは濃厚の味と淡い味の起伏を上手に配することによって生まれます』、真の美味は計量して作るものではなく、自然に生まれるものである。料理の上手下手は、美味しいものを作ろうという、心入れの深さによって決まる。手塩に掛けては糠漬けに由来する。2013/06/02

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