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内容説明
「嫁いでも、再び独り身になれば、また青春が還ってくる。湧き立つ心が戻ってくる。独り身の女の特権である」(本文より)。女優として俳人として、人生を楽しむ達人である著者が、故郷の思い出、デビュー当時のエピソード、母のこと娘のこと、幅広い交友関係などを、古今の名句に自作を交えて綴る俳句エッセイ。
目次
ひまわり
楽屋句会
真砂女さんとあぐりさん
タップと俳句
心理テスト
ハワイ三人みだれ咲き
同窓会讃歌
奴のコート
春夏秋冬「どん底」にいた
病みし母〔ほか〕
著者等紹介
冨士真奈美[フジマナミ]
静岡県生まれ。’57年、NHK専属女優となり、「この瞳」で主役デビュー。俳優座養成所卒。代表作にTV「黄色い風土」「細うで繁盛記」、映画「黒い賭博師」「斬られ与三郎」など。’74年に結婚、’84年に「再独身」となり女優復帰。舞台、TVで活躍のいっぽう、俳句、小説、エッセイでも定評がある
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感想・レビュー
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てくてく
5
衾去(きんきょ)を俳号とする著者の俳句と日々の生活に関するエッセイ集。もとは「俳句α」に1997年から2003年にかけて連載していたもの。「まづ足の指より洗ふ長き夜」などの著者の句も興味深かったが、それ以外に、吉行和子・岸田今日子さんとの交友関係、自分と母や子の関係、ごはんが好きなことに関する文章から、著者の魅力が伝わってきた。2016/04/01
miyagi
1
俳句をつくる女優さんとして有名な人です。 自作の句もさることながら、エッセイの間に出てくる古今の句のよろしさ。 勉強されてますねー。2010/09/26