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内容説明
ベトナム、ラオス、ミャンマー、ウイグル、モンゴル、中国、韓国。ご存じ「冒険する舌」小泉先生が、アジア各地の食世界を舞台に、自慢の五臓六腑で八面六臂の大活躍。街を歩き、人と交わり、妙味と出会い、珍酒に酔う。100枚にも及ぶ写真と洒脱な文体で綴る、大いなる胃酸となる旅行エッセイ。アジアは実に美味しい。
目次
ラオス
ベトナム
韓国
モンゴル
ウイグル
ミャンマー
中国
著者等紹介
小泉武夫[コイズミタケオ]
1943年、福島県の酒造家に生まれる。農学博士。東京農業大学教授。専攻は醸造学・発酵学。ニッポン東京スローフード協会会長をつとめるなど、食文化の提唱者として多方面で活躍。開高健を文筆の師と仰ぎ、多彩なエッセイ・小説などを著す。また、「大・快・速」の三拍子が揃った健啖家であり、胃袋も日常も激忙を極めている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
14
ああ、これは文庫版なんですね。本棚を整理していて出てきたのは大きくてカラー版のモノなんですが…。とにかく、おもしろいです。人間が生き延びるために食べてきたもの、そして嗜好を極めてきたもの。ふぐの子糠漬けや納豆といった食材を作り上げてきた日本人として、それを批判する権利はないしする気もない!食は業だが、それがなくては生き残れんのだ。ボロボロだけどやっぱとっておこう。2017/01/19
ようはん
9
ベトナム、ラオス、ミャンマーといった東南アジアにモンゴルやウイグルの食も紹介。特に東南アジアの水産資源の豊富さと亀やカエルも扱う幅広さに驚かされる。ディープではあるが割と食べてみたいのは多い。2019/11/04
てくてく
7
ラオス、ベトナム、韓国、モンゴル、ウイグル、ミャンマー、そして中国で小泉氏が体験した、珍味の説明などの紀行文。小泉氏の食への貪欲な興味がここでも健在で、蒸虫パンやウミガメは、食べてみたいなという気になった。2015/08/15
Eddie
5
匂いがキツイもの以外はどれも食べてみたいかなぁ~2020/03/22
ちゃんとも
3
どんなゲテモノ料理でも嬉々として平らげている様子が楽しかった。こういう本読むと旅行に行きたくなる。犬食いや牛の胎児などは、我々日本人は目を背けたくなるが、否定せずこれが他国の食文化だと理解することは大事。2013/06/29