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内容説明
「歌舞伎の女形の家に生まれ、母を見ても、関係の親戚筋や親しい役者さんのおうちの方々を見ても、着物をらくらくと着て、どこかでキリッとしている、素敵な着こなしのお手本みたいな人ばかりでした。(略)着物はそんなに動きにくいものでもなく、それほどお金のかかることでもないので、どうか着物を見直してあげてください」(「はじめに」より)。
目次
第1章 心構え(いくら用意すればよいか;呉服屋さんを見て回る ほか)
第2章 目利きになる(生地の良し悪しを見分ける;選んでよい柄、いけない柄 ほか)
第3章 生地選びの「通」になる(色無地の季節感;重宝する「小紋」 ほか)
第4章 着物周りを揃える(冬の「コート」を誂える;凝りがいのある小さな部分 ほか)
第5章 着こなし上手になる(上品な組み合わせを知る;着慣れた人はどこが違うのか ほか)
著者等紹介
波野好江[ナミノヨシエ]
1959年、東京都生まれ。人間国宝・歌舞伎俳優成駒屋7代目中村芝翫丈次女。中村屋5代目中村勘九郎丈夫人。中村勘太郎、中村七之助の母。中村屋一座の守役に尽力する一方、呉服ブランド「中村勘九郎」のデザイン監修を務める。著者の感性が発揮された生地、染色に対するこだわりや審美眼は着物愛好家に好評を博している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はなうさぎ
2
ぼろぼろになるまで読んだ本。好きなように着ていい立場の人もいるし場合もあるけれど、それが許されない場合もある。でも、それを教えてくれる人はなかなかいない。だから、こういう基本を教えてくれる本は貴重だと思う。
千枝
0
好き嫌い別としてとてもためになる本だと思います。ちょっと前の本なので相場が今とはずれているかも知れない。着付けの美しさも参考になります。2009/08/16
sunsun_island
0
きもの初心者(祖母のたんす着物が一定数あり、これから着ていこうと思っている)の私が読むのに非常に良い本だった。きもの、長襦袢、小物類、オケージョン、季節気候などについて満遍なく必要な情報+αをきっちり知ることができ、それでいて押し付けがましくなく、面白かった。 ほぼ同時期に発売された、高麗屋のおかみの藤間紀子さんの『わたしの着物生活』も読んだが、こちらに比べるとやや情報が薄かった。けれど、“わたしの”と限定しつつの上品な内容で、初めての人にも優しい内容かつ高麗屋の家族仲の良さも伺え、それはそれでよかった。2025/06/04
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