内容説明
放浪の碁盤師・吉井利仙が、かつて棋士だったころの打ち回しに魅せられ、彼を先生と呼んで追いかけている若手囲碁棋士の愼。姉弟子の衣川蛍衣も巻き込みながら、囲碁を巡る数々の事件に遭遇し、棋士としても成長していく。コンゲームあり、サスペンスあり、異なる味わいを持つ物語を重ね、囲碁という宇宙に魅入られた人間を描ききった傑作ミステリ登場!
著者等紹介
宮内悠介[ミヤウチユウスケ]
1979年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部英文科卒業。2010年、短編「盤上の夜」で、第1回創元SF短編賞山田正紀賞を受賞。2012年、作品集『盤上の夜』で第33回日本SF大賞を受賞。2013年、第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞受賞。2017年、『彼女がエスパーだったころ』で第38回吉川英治文学新人賞、『カブールの園』で第30回三島由紀夫賞を受賞。史上初めて芥川賞、直木賞、三島賞、山本賞全ての候補作に挙がる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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